今更ジロー(読書日記)
2003年11月6日今日は単なる読書雑感。
何かとお思いでしょうが、あたし、今、とある作家にハマってるのよ。
そう、それが次郎。
赤川次郎。
なぜ?
今更?
この年で?
三毛猫ホームズが流行っていたのは、あたしがまだ女子高校生だった頃。
天邪鬼のあたしは、あの頃、むしろ逆張りで、開高健とか読んでいたような気がする・・・ただし、それと一緒に、夢野久作とか中井英雄とか久生十蘭とかも読んでいたオトメだったわ。
なのにねぇ。
○○駅文庫に置いてあった一冊を何気なく鞄に放り込んで読み始めたのが止まらなくなり。
ほぼ通勤の往復で一冊というペースで読み荒らしてるわ。
幸い、古本屋でも1冊100円だしね。
トリックとかあらすじはほんと、他愛ないんだけど・・・その他愛なさの割りに、不愉快さがないのよね。ロマンスがあっても、ありがちな甘さがないし、押し付けがましくないし・・・。
とは言え、読んだ端から、忘れていきそうよ。
忘れられない本ねぇ。
「夜の霧」を初めて読んだときはショッキングだったわね。ホロコーストを実体験した心理学者のルポなんだけど、体験した極限状態を冷静に、しかし誠実さを以って書いていることに感動したわ。(ちなみに、ちょっとずれるけど「謀議」というナチスのヴァンゼー会議を一幕ものの芝居のようにした海外長編ドラマはオススメ)
松浦理英子「葬儀の日」「親指Pの修行時代」はまあ、あまりにもいかにもで恥ずかしいけど、無難に好き。
あたしの大好きな性に関する本としては、主張の是非はともかくドウォーキン(悪名?高きラディカルフェミニスト)の「インターコース(性交)」や加藤周一の「性現象論」、谷口和憲の「性を買う男」は面白かった。いまだ、格闘中なのは、バトラーの「ジェンダートラブル」。美醜に関してもこのあいだ、面白い本を読んだんだけど、嗚呼、タイトルを忘れちゃったわ。
前は、読書日記をつけるようにしてたんだけど、最近、だめねぇ。
ここにも少しメモしておくようにしようかしら、これから。
ちなみに最近読んだのは、赤川次郎と貫井徳郎。後者は、評判高いみたいだけど、あたしには、残念、合わなかったわ。もともと硬派のミステリーは好きなんだけど。
明日からは、あたしの苦手なファンタジー、ハリーポッターの、やっと1巻めを読み始める予定。友達が大ハマリしてて貸してくれたの。ただし、彼女、もともと海外生活の長い子でねぇ。
こともあろうに、ペーパーバックなのよ!
微妙に、恥ずかしいわ・・・。
何かとお思いでしょうが、あたし、今、とある作家にハマってるのよ。
そう、それが次郎。
赤川次郎。
なぜ?
今更?
この年で?
三毛猫ホームズが流行っていたのは、あたしがまだ女子高校生だった頃。
天邪鬼のあたしは、あの頃、むしろ逆張りで、開高健とか読んでいたような気がする・・・ただし、それと一緒に、夢野久作とか中井英雄とか久生十蘭とかも読んでいたオトメだったわ。
なのにねぇ。
○○駅文庫に置いてあった一冊を何気なく鞄に放り込んで読み始めたのが止まらなくなり。
ほぼ通勤の往復で一冊というペースで読み荒らしてるわ。
幸い、古本屋でも1冊100円だしね。
トリックとかあらすじはほんと、他愛ないんだけど・・・その他愛なさの割りに、不愉快さがないのよね。ロマンスがあっても、ありがちな甘さがないし、押し付けがましくないし・・・。
とは言え、読んだ端から、忘れていきそうよ。
忘れられない本ねぇ。
「夜の霧」を初めて読んだときはショッキングだったわね。ホロコーストを実体験した心理学者のルポなんだけど、体験した極限状態を冷静に、しかし誠実さを以って書いていることに感動したわ。(ちなみに、ちょっとずれるけど「謀議」というナチスのヴァンゼー会議を一幕ものの芝居のようにした海外長編ドラマはオススメ)
松浦理英子「葬儀の日」「親指Pの修行時代」はまあ、あまりにもいかにもで恥ずかしいけど、無難に好き。
あたしの大好きな性に関する本としては、主張の是非はともかくドウォーキン(悪名?高きラディカルフェミニスト)の「インターコース(性交)」や加藤周一の「性現象論」、谷口和憲の「性を買う男」は面白かった。いまだ、格闘中なのは、バトラーの「ジェンダートラブル」。美醜に関してもこのあいだ、面白い本を読んだんだけど、嗚呼、タイトルを忘れちゃったわ。
前は、読書日記をつけるようにしてたんだけど、最近、だめねぇ。
ここにも少しメモしておくようにしようかしら、これから。
ちなみに最近読んだのは、赤川次郎と貫井徳郎。後者は、評判高いみたいだけど、あたしには、残念、合わなかったわ。もともと硬派のミステリーは好きなんだけど。
明日からは、あたしの苦手なファンタジー、ハリーポッターの、やっと1巻めを読み始める予定。友達が大ハマリしてて貸してくれたの。ただし、彼女、もともと海外生活の長い子でねぇ。
こともあろうに、ペーパーバックなのよ!
微妙に、恥ずかしいわ・・・。
馴れ合った関係
2003年11月5日仕事から帰ったことを彼にメールする。
それが、あたしの習慣なの。
一応ね。彼、心配性だから。
で、メールすると、大体、折り返しで、彼から電話がくるわけ。
今日もそうだったわ。
ちょうどあたしは、部屋着に着替えようと、スラックス(パンツってなかなか言えない旧世代・・・)を脱いだところ。
「おかえり、お疲れ様」
「あなたもね、お疲れ様」
「寒くない?(あたしは極度の寒がりなので、彼はいつもこう聞くの)」
「だいじょうぶよ」
「もう着替え済んだ?」
と、ここで、女心を刺激されたベタなあたし。
ちょっと声を鼻にかけて、
「ふふふ、今、着替えてると・こ・ろ」
「え?」
「ふふ、ちょうど、下を脱いだところなの」
書いてて思うけど、カップルって・・・っていうか、あたしって、ほんとに馬鹿ね!
でもね!
聞いてよ!
彼はもっと馬鹿なのよ!
だって!
「あ、じゃあ、お腹冷やさないようにね」
あたしは、小学生か?
ねぇ。7年もつきあったら、こんなもん?
こんなもんなわけ?
「きーっ、ひどいっ、ひどいわ。よりによって、彼女に、そんな言い方ってあるっ!?」
「え、ああ、ごめんごめん」
謝りながら、電話の向こうで爆笑する声が聞こえるじゃないの。腹が立つったら!
「そうよ、どうせ、あたしはおばさんよ、もうお腹に脂肪つきまくりで、肉屋で角切りにしてすき焼き用に売ってやりたいくらい、分厚い脂肪の層があるわよ、だから冷えるわよ、そうよ!脂肪は冷えるのよ!そうして、冷えればさらに脂肪がつくのよ!それが人体のメカニズムってもんよ!女体の神秘よ!よくわかってるじゃないのさ!」
もう、返事もせずに、電話の向こうで笑い転げてる彼。
「笑ってるわね、笑ったわね、ええ、嘲笑うがいいわ!どうせ、あたしはパンツ一丁で仁王立ちよ!そうよ、パンツよ、パンツ一丁よ!あんたにしてみたら、色気も何もないでしょうよ、なんせ、パンツ一丁ですもんね、そんなものよね、長年つきあった男と女なんて、下着姿の彼女なんてもんじゃないわよね、パンツ一丁の女だわよね、もう、もうあたしたち、お終いだわ、わぁぁぁ!」
って泣き崩れてみたものの、彼は、苦しそうに笑いながら、「パンツって、パンツ一丁って・・・」って言ったきり笑い続けてたわ。
嗚呼、嘆息。
馴れ合った関係って、笑いがあっても、ときめきがないわ。
今度から、ちゃんと「今日は何色?」って聞くように教育しとかなきゃ!(←オヤジ)
それが、あたしの習慣なの。
一応ね。彼、心配性だから。
で、メールすると、大体、折り返しで、彼から電話がくるわけ。
今日もそうだったわ。
ちょうどあたしは、部屋着に着替えようと、スラックス(パンツってなかなか言えない旧世代・・・)を脱いだところ。
「おかえり、お疲れ様」
「あなたもね、お疲れ様」
「寒くない?(あたしは極度の寒がりなので、彼はいつもこう聞くの)」
「だいじょうぶよ」
「もう着替え済んだ?」
と、ここで、女心を刺激されたベタなあたし。
ちょっと声を鼻にかけて、
「ふふふ、今、着替えてると・こ・ろ」
「え?」
「ふふ、ちょうど、下を脱いだところなの」
書いてて思うけど、カップルって・・・っていうか、あたしって、ほんとに馬鹿ね!
でもね!
聞いてよ!
彼はもっと馬鹿なのよ!
だって!
「あ、じゃあ、お腹冷やさないようにね」
あたしは、小学生か?
ねぇ。7年もつきあったら、こんなもん?
こんなもんなわけ?
「きーっ、ひどいっ、ひどいわ。よりによって、彼女に、そんな言い方ってあるっ!?」
「え、ああ、ごめんごめん」
謝りながら、電話の向こうで爆笑する声が聞こえるじゃないの。腹が立つったら!
「そうよ、どうせ、あたしはおばさんよ、もうお腹に脂肪つきまくりで、肉屋で角切りにしてすき焼き用に売ってやりたいくらい、分厚い脂肪の層があるわよ、だから冷えるわよ、そうよ!脂肪は冷えるのよ!そうして、冷えればさらに脂肪がつくのよ!それが人体のメカニズムってもんよ!女体の神秘よ!よくわかってるじゃないのさ!」
もう、返事もせずに、電話の向こうで笑い転げてる彼。
「笑ってるわね、笑ったわね、ええ、嘲笑うがいいわ!どうせ、あたしはパンツ一丁で仁王立ちよ!そうよ、パンツよ、パンツ一丁よ!あんたにしてみたら、色気も何もないでしょうよ、なんせ、パンツ一丁ですもんね、そんなものよね、長年つきあった男と女なんて、下着姿の彼女なんてもんじゃないわよね、パンツ一丁の女だわよね、もう、もうあたしたち、お終いだわ、わぁぁぁ!」
って泣き崩れてみたものの、彼は、苦しそうに笑いながら、「パンツって、パンツ一丁って・・・」って言ったきり笑い続けてたわ。
嗚呼、嘆息。
馴れ合った関係って、笑いがあっても、ときめきがないわ。
今度から、ちゃんと「今日は何色?」って聞くように教育しとかなきゃ!(←オヤジ)
せこいあたし
2003年11月4日毎日書くと宣言した翌日にフケるのは、いくらなんでも、なんだろうと、朝書くあたし…。
せこい、せこいわ。
いつから、こんなせこい女になったのッ。
気風は女の甲斐性だってのにさ。
ってか、昨日は2時間しか寝てなくてねぇ、昔は、半徹なんて、いくらでもできたのにさ、足にくるのよね、最近。
って、ババくさい挨拶だわ…。
で、そんな睡眠不足で通勤電車に乗り込み、うまく座れた日には爆睡。
電車の中って、なんであんなに寝心地がいいのかしら。
ところで、電車の中で眠るときの寝姿って、ほんと、恥ずかしいわよね。
自分のことはこの際棚に上げといて書くけどさ、立っているときに正面のおじさんが口あけて思いっきり上向いて寝てるときは、絶対、その口の中に、何か放り込んでやりたい気分になるじゃない。
あたしだけとは言わせないわよ。
隣の人が寝込んで寄りかかってくるのも厄介。
ただほら、そこは、助平女のこのあたし、イイ男だったら、絶対揺り起こしたりしないわ。
肩でも胸でも膝でも貸してやろうじゃないの。
でも、逆の場合もあるわよ。
あたしが寝込んじゃってさ、腹を立てた隣人に思い切りどつかれたりねぇ、情けないったら。
でもね、一度だけ、ちょっとにんまりなことがあったの。
すごく昔なんだけど、週末深夜の満員の車内のなか、こともあろうに、あたし、立ったまま、寝ちゃったことがあったのよ。
超迷惑!今でも、顔から火が出るわ。
隣にいたのは、きちんとしたナリの学ランの男の子。どうも、あたし、酔っ払ってて思いっきり彼に寄りかかってたらしいの。
で、ふと目がさめたら、
なんと、見知らぬ、筋張った男っぽい手があたしの肩に!
見たこともない、学ランの胸が目の前に!
こともあろうにその学生さんの彼が、あたしが倒れないように(あるいは単なるスケベ心?)、あたしの肩をしっかり抱いて支えててくれたわけなのよ。
思わず、はっと我に帰ったあたしに気づいて、彼、
「すみません、ごめんなさい」
って謝りまくり。
一瞬、「え?あたし、痴漢されてたわけ?」って思ってたけど、片方の手には鞄、片方の手は肩。
悪いのは完全にこっちだっての。
「こっちこそごめんなさい」
って、二人でコメツキバッタのように謝ってたわ。
顔赤くしてうつむいちゃって、かわいい子だったわよ〜ん。らっきー。
って、この話をすると、周囲の友達から、「絶対寝た振りしてたんでしょ、この性悪女ッ」って言われるわ。ふふふ。ごち。
せこい、せこいわ。
いつから、こんなせこい女になったのッ。
気風は女の甲斐性だってのにさ。
ってか、昨日は2時間しか寝てなくてねぇ、昔は、半徹なんて、いくらでもできたのにさ、足にくるのよね、最近。
って、ババくさい挨拶だわ…。
で、そんな睡眠不足で通勤電車に乗り込み、うまく座れた日には爆睡。
電車の中って、なんであんなに寝心地がいいのかしら。
ところで、電車の中で眠るときの寝姿って、ほんと、恥ずかしいわよね。
自分のことはこの際棚に上げといて書くけどさ、立っているときに正面のおじさんが口あけて思いっきり上向いて寝てるときは、絶対、その口の中に、何か放り込んでやりたい気分になるじゃない。
あたしだけとは言わせないわよ。
隣の人が寝込んで寄りかかってくるのも厄介。
ただほら、そこは、助平女のこのあたし、イイ男だったら、絶対揺り起こしたりしないわ。
肩でも胸でも膝でも貸してやろうじゃないの。
でも、逆の場合もあるわよ。
あたしが寝込んじゃってさ、腹を立てた隣人に思い切りどつかれたりねぇ、情けないったら。
でもね、一度だけ、ちょっとにんまりなことがあったの。
すごく昔なんだけど、週末深夜の満員の車内のなか、こともあろうに、あたし、立ったまま、寝ちゃったことがあったのよ。
超迷惑!今でも、顔から火が出るわ。
隣にいたのは、きちんとしたナリの学ランの男の子。どうも、あたし、酔っ払ってて思いっきり彼に寄りかかってたらしいの。
で、ふと目がさめたら、
なんと、見知らぬ、筋張った男っぽい手があたしの肩に!
見たこともない、学ランの胸が目の前に!
こともあろうにその学生さんの彼が、あたしが倒れないように(あるいは単なるスケベ心?)、あたしの肩をしっかり抱いて支えててくれたわけなのよ。
思わず、はっと我に帰ったあたしに気づいて、彼、
「すみません、ごめんなさい」
って謝りまくり。
一瞬、「え?あたし、痴漢されてたわけ?」って思ってたけど、片方の手には鞄、片方の手は肩。
悪いのは完全にこっちだっての。
「こっちこそごめんなさい」
って、二人でコメツキバッタのように謝ってたわ。
顔赤くしてうつむいちゃって、かわいい子だったわよ〜ん。らっきー。
って、この話をすると、周囲の友達から、「絶対寝た振りしてたんでしょ、この性悪女ッ」って言われるわ。ふふふ。ごち。
何があったんだろう・・・
2003年11月3日お久しぶり。
って、記憶もないうちに、一週間も経ってしまったじゃないの!
あーん、ごめんなさい。
連休も挟んでいたというのに、何をしていたの、あたしったら・・・
って、仕事だわよ、仕事。
結婚だ、相手の親との遣り取りだと、忙しくたって、仕事は待ってくれない。ってか、待たせてた仕事がたまっちまった。
合間に、友達に「結婚する」宣言もしてまわってるんだけど、あたし、普段、付き合ってる人の話とかしないから、「いつのまに!?」って反応がすごく多くて、面白いわ。
で、結婚宣言した後も、あんまり話さないしね。
秘密主義だって叱られるんだけど、そうじゃないのよぉ、シャイだからさ、あたし。
これから皆さんの日記を拝見します。
感想書けないかもしれないけど、日記だけは更新するように、がんばるわ。毎日、書いてらっしゃる作家さんたちを、ほんと、尊敬。
って、記憶もないうちに、一週間も経ってしまったじゃないの!
あーん、ごめんなさい。
連休も挟んでいたというのに、何をしていたの、あたしったら・・・
って、仕事だわよ、仕事。
結婚だ、相手の親との遣り取りだと、忙しくたって、仕事は待ってくれない。ってか、待たせてた仕事がたまっちまった。
合間に、友達に「結婚する」宣言もしてまわってるんだけど、あたし、普段、付き合ってる人の話とかしないから、「いつのまに!?」って反応がすごく多くて、面白いわ。
で、結婚宣言した後も、あんまり話さないしね。
秘密主義だって叱られるんだけど、そうじゃないのよぉ、シャイだからさ、あたし。
これから皆さんの日記を拝見します。
感想書けないかもしれないけど、日記だけは更新するように、がんばるわ。毎日、書いてらっしゃる作家さんたちを、ほんと、尊敬。
分かり合えない人たち
2003年10月27日伝えるには伝えたけど、どうにも話は噛みあわないの。
嗚呼、不毛。
理を通して話したいのか、情を訴えたいのか、せめてはっきりさせてほしいんだけれど、無理なのかしら。
まあ、予想の範疇だけどね。
あたしの言葉を一通り聞いた彼父。
けれど、聞いていないがごとく、手紙に書いてあったことを繰り返すだけ。
気持ちはわからないではないんだけれど、自分の言っていることは絶対に正しくて、それ以外は、絶対に間違いだと、思い込む人はほんと、少なくないものね。自分も含めてさ。
ただ、それに対して同じように同じことを繰り返しても、とりあえず、今は仕方ないと思ったので、言いたいことだけ言って、引き上げたわ。
言わずに我慢するのと、言って受け入れてもらえないのとは、結果は同じでも、あたしにとってはやっぱり違うのよね。
ま、自己満足ってやつよ。
ちょっとヘコむことも言われたけど、自分でこうと決めたことを言って、こうと決めたことを貫いてるわけだから、受けて立とうって覚悟決まってるしね。ナメられるくらいなら、嫌われる方がマシ。
いろいろ思うところはあるものの、イベントを済ませた今日、早速月の客が来たもんで、休むことにするわ。
心配してくださって、応援してくださった皆さん、どうもありがとう。
詳細はまた後日に。
秘密、滞っててすみません。
嗚呼、不毛。
理を通して話したいのか、情を訴えたいのか、せめてはっきりさせてほしいんだけれど、無理なのかしら。
まあ、予想の範疇だけどね。
あたしの言葉を一通り聞いた彼父。
けれど、聞いていないがごとく、手紙に書いてあったことを繰り返すだけ。
気持ちはわからないではないんだけれど、自分の言っていることは絶対に正しくて、それ以外は、絶対に間違いだと、思い込む人はほんと、少なくないものね。自分も含めてさ。
ただ、それに対して同じように同じことを繰り返しても、とりあえず、今は仕方ないと思ったので、言いたいことだけ言って、引き上げたわ。
言わずに我慢するのと、言って受け入れてもらえないのとは、結果は同じでも、あたしにとってはやっぱり違うのよね。
ま、自己満足ってやつよ。
ちょっとヘコむことも言われたけど、自分でこうと決めたことを言って、こうと決めたことを貫いてるわけだから、受けて立とうって覚悟決まってるしね。ナメられるくらいなら、嫌われる方がマシ。
いろいろ思うところはあるものの、イベントを済ませた今日、早速月の客が来たもんで、休むことにするわ。
心配してくださって、応援してくださった皆さん、どうもありがとう。
詳細はまた後日に。
秘密、滞っててすみません。
自分は何に腹を立てたのか
2003年10月26日彼の父親にどう伝えようか、ずっと考えてたわ。
自分は何に、腹を立ててたんだろうって。
あたしがバツイチだということを、欠点として受け止めないでほしいと、相手に要求することは控えたいと思ってるの。
人によって、それを不安に感じることはやむをえないわ。
息子を案ずるあまり、失礼な態度をとったことについては、十分配慮するつもり。
ただし、そのために卑屈になってしまわないようにという点にも、十分配慮したいわ。
彼父が、あたしの母と彼らが会う約束の日を一方的にキャンセルしたこと。
あたしと元夫の離婚の理由を一方的に憶測し、その憶測に基づいて、一人の社会人に安易に退職を強要したこと。
食事の席ではなく、一方的な手紙で、これらを言ってきたこと。
あたしが特に腹を立てたのは、この3つ。
この3つからうかがわれるのは、彼父の「双方向的な遣り取りをする気がなく、あたしを見下している」という姿勢よ。
こうした相手の視線をただ黙って、受け入れるつもりはないの。
だから、そうした姿勢に対する遺憾の念と、謝罪への期待を伝えるわ。
以上、整理終了。
明日、端的に、明確に、断固と。
「あまりきつい言い方をしないほうがいい」
「はっきり言わない方がいい」
「それとなく、彼に伝えてもらったら」
彼の立場を考えて、今後の親との関係を考えて、そうしなさい、と随所から言われて、1週間以上、クールダウンの時期を置いたわ。
あたしは、激情ジェットコースター。
腹を立てるときはすごいけど、実は、それがおさまるのも結構早いの。だから、今は、あのときの自分の態度を大人気なく激昂したと、恥ずかしく思う気持ちもある。
それに、うやむやがコトを解決することがあることも知ってる。確かに長い時間をかけて、そうやって解決することの有益性もあるわね。頭のさめた今なら、それを選択することも可能だわ。
でも、今回は、敢えてそれを選択しない。
無理やり相手を自分の思うとおりにするつもりはない。ただ我儘と紙一重かもしれないけれど、貶められたことに対しての異は唱えたいの。
今まで馬鹿なことはたくさんしてきたけど、その都度、七転八倒しながら、できる限りのことをやろうと思ってやってきたわ。それを、なかったことになんかされたくないし、したくもないの。あたしはあたしのこれまでの人生を、裏切るわけにはいかない。そうでなきゃ、誰からも信頼なんか得られないもの。
なーんて言いながら、惚れた男には尻尾も振るし、仕事じゃ「頭を下げるのはタダ」が方針だけどねー。
ま、そうね。
分かりやすく言えば、結局一言よね。
「おっさん、女だからってナメてんじゃねぇよ」
自分は何に、腹を立ててたんだろうって。
あたしがバツイチだということを、欠点として受け止めないでほしいと、相手に要求することは控えたいと思ってるの。
人によって、それを不安に感じることはやむをえないわ。
息子を案ずるあまり、失礼な態度をとったことについては、十分配慮するつもり。
ただし、そのために卑屈になってしまわないようにという点にも、十分配慮したいわ。
彼父が、あたしの母と彼らが会う約束の日を一方的にキャンセルしたこと。
あたしと元夫の離婚の理由を一方的に憶測し、その憶測に基づいて、一人の社会人に安易に退職を強要したこと。
食事の席ではなく、一方的な手紙で、これらを言ってきたこと。
あたしが特に腹を立てたのは、この3つ。
この3つからうかがわれるのは、彼父の「双方向的な遣り取りをする気がなく、あたしを見下している」という姿勢よ。
こうした相手の視線をただ黙って、受け入れるつもりはないの。
だから、そうした姿勢に対する遺憾の念と、謝罪への期待を伝えるわ。
以上、整理終了。
明日、端的に、明確に、断固と。
「あまりきつい言い方をしないほうがいい」
「はっきり言わない方がいい」
「それとなく、彼に伝えてもらったら」
彼の立場を考えて、今後の親との関係を考えて、そうしなさい、と随所から言われて、1週間以上、クールダウンの時期を置いたわ。
あたしは、激情ジェットコースター。
腹を立てるときはすごいけど、実は、それがおさまるのも結構早いの。だから、今は、あのときの自分の態度を大人気なく激昂したと、恥ずかしく思う気持ちもある。
それに、うやむやがコトを解決することがあることも知ってる。確かに長い時間をかけて、そうやって解決することの有益性もあるわね。頭のさめた今なら、それを選択することも可能だわ。
でも、今回は、敢えてそれを選択しない。
無理やり相手を自分の思うとおりにするつもりはない。ただ我儘と紙一重かもしれないけれど、貶められたことに対しての異は唱えたいの。
今まで馬鹿なことはたくさんしてきたけど、その都度、七転八倒しながら、できる限りのことをやろうと思ってやってきたわ。それを、なかったことになんかされたくないし、したくもないの。あたしはあたしのこれまでの人生を、裏切るわけにはいかない。そうでなきゃ、誰からも信頼なんか得られないもの。
なーんて言いながら、惚れた男には尻尾も振るし、仕事じゃ「頭を下げるのはタダ」が方針だけどねー。
ま、そうね。
分かりやすく言えば、結局一言よね。
「おっさん、女だからってナメてんじゃねぇよ」
ユージと名のつく男はいい男?
2003年10月24日織田裕二ライブでした。
うう。めろめろ。
ステージ上のマイクスタンドになりたい。
前回のライブは腰痛事件のせいで、すごく痛ましかったの。
でも、今回は、映画二本とドラマのヒットをひっさげてのライブだから、自信満々って感じでよかったわよん。
やっぱり自信がある人って、オーラ出るわね。
友達が、2階席と1階席のチケットを持っていたのよ。どっちがほしい?って聞くから、どっちの席がいい?って聞き返したら、「ユージは二階席に目線くれることが多い」って言うんで、二階席即決。
そうしたら、ほんとに、ライブの間中、二階席に目線くれまくり、おまけに「遠くてごめんね、来てくれてありがとう」ってリップサービスまでしてくれて、あたしゃ、ほんとに、馬鹿女丸出しで目で殺されてたわ。
あーん、なんて、かっこよくてかわいいのー。ananのヌードじゃヌケなかったけど、彼の白シャツ第二ボタンはずしは、絶対にヌケる(マジ殺されるわ)。
あんなにすてきな生き物が、この世の他の人間と同じ生き物だなんて、信じられなーい(死んでなさい>自分)。
で。
ライブの後、友達と食事をするために近くのレストランに入ったの。あいにく満席だったので、しばらく待つことに。「お客様、名前は?」と聞かれたあたしが名乗ろうとした瞬間、友達が横から「戸倉です(織田裕二のドラマの役名)」とか言ってるし。
顔から火が出たわよ。
それにしても、いい目の保養になったこと。
あたしの愛する横浜マリノスにもユージが一人。今、日本代表にも呼ばれてる中澤。
彼もいいオトコなのよねぇ。
一度、ちょっと近くで生で見たことがあるんだけど、スポーツ選手とは思えない美形でした。
眼福眼福(って、あたしゃ、じじぃかい!)。
うう。めろめろ。
ステージ上のマイクスタンドになりたい。
前回のライブは腰痛事件のせいで、すごく痛ましかったの。
でも、今回は、映画二本とドラマのヒットをひっさげてのライブだから、自信満々って感じでよかったわよん。
やっぱり自信がある人って、オーラ出るわね。
友達が、2階席と1階席のチケットを持っていたのよ。どっちがほしい?って聞くから、どっちの席がいい?って聞き返したら、「ユージは二階席に目線くれることが多い」って言うんで、二階席即決。
そうしたら、ほんとに、ライブの間中、二階席に目線くれまくり、おまけに「遠くてごめんね、来てくれてありがとう」ってリップサービスまでしてくれて、あたしゃ、ほんとに、馬鹿女丸出しで目で殺されてたわ。
あーん、なんて、かっこよくてかわいいのー。ananのヌードじゃヌケなかったけど、彼の白シャツ第二ボタンはずしは、絶対にヌケる(マジ殺されるわ)。
あんなにすてきな生き物が、この世の他の人間と同じ生き物だなんて、信じられなーい(死んでなさい>自分)。
で。
ライブの後、友達と食事をするために近くのレストランに入ったの。あいにく満席だったので、しばらく待つことに。「お客様、名前は?」と聞かれたあたしが名乗ろうとした瞬間、友達が横から「戸倉です(織田裕二のドラマの役名)」とか言ってるし。
顔から火が出たわよ。
それにしても、いい目の保養になったこと。
あたしの愛する横浜マリノスにもユージが一人。今、日本代表にも呼ばれてる中澤。
彼もいいオトコなのよねぇ。
一度、ちょっと近くで生で見たことがあるんだけど、スポーツ選手とは思えない美形でした。
眼福眼福(って、あたしゃ、じじぃかい!)。
彼がモテるのはうれしい?うれしくない?
2003年10月23日ここのところ、どうも冴えないあたし。
しかも、今日はノロケネタ、ってか、バカップルの生態です。お願い、普段のあたしの日記を読んでる人は、今日はとばして!
ずばり、タイトルの通りのお話。
ねぇ。
彼がモテるのって、どうよ?
というのも、友人同士で、盛り上がったのよ。
彼がバレンタインにチョコをもらってきたら、どう思うかって。
季節外れは承知の上よ!
「お前ら、その年で、今更、そういう話をするか?」というツッコミも覚悟の上よ!
しかも、場所は新橋の飲み屋よ。
で、友達曰く。
「全然もらわないような男はいや」
とのこと。
「もらってくるけど、浮気はしない、そういう男がいい」
ですって。
あたしは、驚いて猛反駁。
「あたしはいやよ! 差し出された時点で断ってくれないといやだし、そもそも、差し出されること自体いや!」
友人達は、子どものような駄々のように 呆れ顔。
「さてはあんた、モテ男を引き止めておく自信がないんでしょ。だめよ、女は強気でないと」
って言われちゃったわよ。
まあ、確かに、自信がないのは事実。
ただ、それだけじゃないのよねぇ。
友達は、しきりにあたしを諭してくれる。
「大体、あんた、そんな、誰からも相手にされないような男がいいわけ? モテる男が惚れてくれるからいいんじゃないの」
「遊ぶくらいはいいんじゃないの? 少しは他の女を知っててもらわないと」
皆、頷いてる。あたしは完全に孤立無援。
これは結構、カルチャーショックだったわ。
だって、彼女の言うことはよっくわかるんだもの。頭では、至極当然と思うんだもの。
そりゃそうよ。
女から相手にされない男に好かれるよりは、たくさんの女を夢中にさせる男が、自分に夢中になってくれれば、ご満悦なのは当たり前じゃない。
ある程度、女を知ってて、扱いに慣れてる男のほうが、よっぽど居心地いいじゃない。
・・・が、しかしだ。
一旦、頭の中で彼に変換すると、もうだめ。
理性は消える。
彼のことを好きになったってことは、その女性は、彼に優しくされたってことかもしれない。
あるいは、何かの折の彼の行動を見て、彼のよさに気づいたってことかもしれない。
いいえ、具体的にそういうことがなくても、彼のオーラ(頭が腐ってる・・・)に気づいたのかもしれない。
そんなのいやー!
この時点で、三十路バツイチジコチュウ大食い女王のあたしは、他愛ないオンザ眉毛の中坊になってるわけ。
彼のよさに気づくのはあたし一人で十分!
誰も彼のよさに気づいちゃダメ!
彼のよさは、あたしだけがわかっていればいいの!
いいえ、あたしだけがわかってるんじゃなきゃいやなの!
・・・。
おっと。あまりの恥ずかしさに、書いてて失神しそうになっちゃったわ。
いくら酔っていたとは言え、さすがにそこまでは口にしないくらいに、年食っててよかったわよ、ほんと。
「いや、わかるけどさぁ、ごにょごにょ」
と適当にうやむや。
どうしようもない、子どもじみた独占欲だわね。
わかってるわよぉ、あたしだって。
きちんと彼を磨いてあげて、モテても、他の女には見向きもしない男に育ててこそ、三十路女の甲斐性だってことは。
いい女の心は海のように広くなくちゃ。
これじゃあ、おたまじゃくしが大量発生したもののすぐに干上がる春先の水溜りのようじゃないのさ!って、おたまじゃくしなんて、どうでもいいんだ、この際。
とにかく、いやなものは、いやなの。
世界のどこかで、誰かが、彼のことを想っているかもしれない、って思うだけで妬けるのよっ。
でも、それを彼に言っても、「馬鹿だなあ」って笑われるだけ。
ヤツは自覚がないのだ。
ヤツ相手に駆け引きはしないとは言え、そんなこと言っちゃうあたしもあたしだ。
ああ、精進しなきゃ。
以上、バカップルの生態でした。
・・・この年で、こんな馬鹿は、ほんとにやっぱ、あたしだけ?
しかも、今日はノロケネタ、ってか、バカップルの生態です。お願い、普段のあたしの日記を読んでる人は、今日はとばして!
ずばり、タイトルの通りのお話。
ねぇ。
彼がモテるのって、どうよ?
というのも、友人同士で、盛り上がったのよ。
彼がバレンタインにチョコをもらってきたら、どう思うかって。
季節外れは承知の上よ!
「お前ら、その年で、今更、そういう話をするか?」というツッコミも覚悟の上よ!
しかも、場所は新橋の飲み屋よ。
で、友達曰く。
「全然もらわないような男はいや」
とのこと。
「もらってくるけど、浮気はしない、そういう男がいい」
ですって。
あたしは、驚いて猛反駁。
「あたしはいやよ! 差し出された時点で断ってくれないといやだし、そもそも、差し出されること自体いや!」
友人達は、子どものような駄々のように 呆れ顔。
「さてはあんた、モテ男を引き止めておく自信がないんでしょ。だめよ、女は強気でないと」
って言われちゃったわよ。
まあ、確かに、自信がないのは事実。
ただ、それだけじゃないのよねぇ。
友達は、しきりにあたしを諭してくれる。
「大体、あんた、そんな、誰からも相手にされないような男がいいわけ? モテる男が惚れてくれるからいいんじゃないの」
「遊ぶくらいはいいんじゃないの? 少しは他の女を知っててもらわないと」
皆、頷いてる。あたしは完全に孤立無援。
これは結構、カルチャーショックだったわ。
だって、彼女の言うことはよっくわかるんだもの。頭では、至極当然と思うんだもの。
そりゃそうよ。
女から相手にされない男に好かれるよりは、たくさんの女を夢中にさせる男が、自分に夢中になってくれれば、ご満悦なのは当たり前じゃない。
ある程度、女を知ってて、扱いに慣れてる男のほうが、よっぽど居心地いいじゃない。
・・・が、しかしだ。
一旦、頭の中で彼に変換すると、もうだめ。
理性は消える。
彼のことを好きになったってことは、その女性は、彼に優しくされたってことかもしれない。
あるいは、何かの折の彼の行動を見て、彼のよさに気づいたってことかもしれない。
いいえ、具体的にそういうことがなくても、彼のオーラ(頭が腐ってる・・・)に気づいたのかもしれない。
そんなのいやー!
この時点で、三十路バツイチジコチュウ大食い女王のあたしは、他愛ないオンザ眉毛の中坊になってるわけ。
彼のよさに気づくのはあたし一人で十分!
誰も彼のよさに気づいちゃダメ!
彼のよさは、あたしだけがわかっていればいいの!
いいえ、あたしだけがわかってるんじゃなきゃいやなの!
・・・。
おっと。あまりの恥ずかしさに、書いてて失神しそうになっちゃったわ。
いくら酔っていたとは言え、さすがにそこまでは口にしないくらいに、年食っててよかったわよ、ほんと。
「いや、わかるけどさぁ、ごにょごにょ」
と適当にうやむや。
どうしようもない、子どもじみた独占欲だわね。
わかってるわよぉ、あたしだって。
きちんと彼を磨いてあげて、モテても、他の女には見向きもしない男に育ててこそ、三十路女の甲斐性だってことは。
いい女の心は海のように広くなくちゃ。
これじゃあ、おたまじゃくしが大量発生したもののすぐに干上がる春先の水溜りのようじゃないのさ!って、おたまじゃくしなんて、どうでもいいんだ、この際。
とにかく、いやなものは、いやなの。
世界のどこかで、誰かが、彼のことを想っているかもしれない、って思うだけで妬けるのよっ。
でも、それを彼に言っても、「馬鹿だなあ」って笑われるだけ。
ヤツは自覚がないのだ。
ヤツ相手に駆け引きはしないとは言え、そんなこと言っちゃうあたしもあたしだ。
ああ、精進しなきゃ。
以上、バカップルの生態でした。
・・・この年で、こんな馬鹿は、ほんとにやっぱ、あたしだけ?
英会話スクールの難関
2003年10月21日体験レッスンに行って来たわ!
あたしの最大の敵に対応するため、極度の緊張で、もうヘロヘロよ。
だから、今日は、ベリーショートに!(あら、こんなところに片鱗が)
今日、分かったわ。
英会話スクールで学ぶのは、語彙だとか文法だとか発音だとか、そういうことじゃないの!
それは、文化よ!
魂よ!
だって、あの、鼻に抜けるような相槌とか、眉間に皺を寄せて肩を竦めて首を振る仕草とか、全開すぎて目がこぼれんじゃないかと怖いくらいの笑顔とか、日本人の魂を持ったままでは、絶対無理!
ヘイだの、ワオだの、オーだのって、ああ、書いてるだけで、顔から火が出るわ。
「オーケイ?」
と聞かれて
「オー、イエース、オーケーイ」と答え、口の中で「・・・なんちて」とつけずにはおれない恥を知る日出る処の国民よ!
まして、目上の人間に、しかも、先生にあたる方に、頭も下げずに、はろーだの、ばーいだの言えねっつの。
「〜致します」「〜していただいてありがたく思います」「〜のように存じます」という飾り抜きでしゃべることの、ケツのすわりの悪いこと!
三歩下がって師の影踏まずの精神に、突然目覚めちゃったわ。
あたしは、とりあえず、先生をファーストネームで呼び捨てるところから特訓・・・いいえ、レッスンするわ!(名残)
あたしの最大の敵に対応するため、極度の緊張で、もうヘロヘロよ。
だから、今日は、ベリーショートに!(あら、こんなところに片鱗が)
今日、分かったわ。
英会話スクールで学ぶのは、語彙だとか文法だとか発音だとか、そういうことじゃないの!
それは、文化よ!
魂よ!
だって、あの、鼻に抜けるような相槌とか、眉間に皺を寄せて肩を竦めて首を振る仕草とか、全開すぎて目がこぼれんじゃないかと怖いくらいの笑顔とか、日本人の魂を持ったままでは、絶対無理!
ヘイだの、ワオだの、オーだのって、ああ、書いてるだけで、顔から火が出るわ。
「オーケイ?」
と聞かれて
「オー、イエース、オーケーイ」と答え、口の中で「・・・なんちて」とつけずにはおれない恥を知る日出る処の国民よ!
まして、目上の人間に、しかも、先生にあたる方に、頭も下げずに、はろーだの、ばーいだの言えねっつの。
「〜致します」「〜していただいてありがたく思います」「〜のように存じます」という飾り抜きでしゃべることの、ケツのすわりの悪いこと!
三歩下がって師の影踏まずの精神に、突然目覚めちゃったわ。
あたしは、とりあえず、先生をファーストネームで呼び捨てるところから特訓・・・いいえ、レッスンするわ!(名残)
あたしが彼に教えてあげたもの
2003年10月20日相変わらず、タイトルは意味ありげですが、中身はないわ。
端的に表そうと思うと、どうしても、こう、意味ありげになっちゃうのよねぇ。なんていうのかしら、ついつい垂れ流しになっちゃう文学的センスってヤツ?
さて。
皆様の励まし、とってもうれしいです。なみこカンゲキ!(死語にしても、センスが・・・)
いや、かなり本気です。どうもありがとうございます。
彼氏父への怒りを持続させたまま、あたしは、怒りを分析し、目的をどこに据えるかを検討中。
非難集中しそうだけど、もとよりあたしは、和解を目的とはしないわ。
望むのは、今のあたしの気持ちを、遜色なく相手に伝え、あたしの矜持を保ち、立場を対等だと提示すること。
ただし、あのレベルまで、自分を落とすなんて、絶対にイヤよ。みっともないものねぇ。
ただし、昨日今日と、アッパーとダウナーを行ったり来たりしちゃったのも事実。
「やっぱり、あたしは結婚に向いてないのかも。彼と別れた方が彼のためかしら・・・」なんて思いつめてみたものの、前の結婚中から、散々繰り返してきた悲劇のヒロインはすでに手垢に塗れてる。マンネリ化した悲劇はコメディよね。
なので、ダウナーも底は見えてるかしら。
彼と少しだけ会う時間があったので、そんなダウナーな愚痴をこぼしていたら、彼ったら
「なみこは、いろんな大事なものをくれたから、十分幸せだよ」
なんて、いまどき、NHKのドラマでもお目にかからないような台詞を言ってくれたもんだから、思わず、「あたし、今まで何をあげたかしら」って考え込んじゃったわよ。
そう。それで一番初めに頭に浮かんだのが、あたしが長年の経験を通して学んだ知恵を彼に授けてあげたこと。
それは、パッケージで見分ける、ハズレない、AV・エロゲーの選び方五箇条なの。
今日は、特別に、皆さんにも後悔・・・違う、公開するわ。
・おしゃれなパッケージは要注意。雰囲気だけの場合がある。汚くても勢いのあるものは意外と期待大。
・ただし、小さい写真が多いものは、画像の粗さを疑え。画像が粗ければ、想像力を鍛えろ。
・女優モノは、はずれはないが、大当たりはない。
・大手はやはり大手だけのことはある。
・パッケージに出ている写真や絵が、一番エロい。「パッケージだけで、こんなにすごいんだから、中身はさぞや」とは間違っても思うな。
(注意!あたしの好みは、鬼畜マニア系。他の好みのことは知らないわ。あたしのせいで、無駄金落としても、抗議は受け付けないわよ。エロ道は孤独な道と見つけたり)
「そう言えば、あたしの秘伝の五箇条を教えてあげたものね・・・」
あたしが、そう呟いたら、すかさず
「いや、あれは教えてくれなくていいから、要らないから」
って、却下されちゃったわ。仕方ないから、
「この盗人が!」
って叱ってやったわよ。
大体、それ以外に、あたしが彼にあげたものって、あったかしら。
・・・・沈黙。
端的に表そうと思うと、どうしても、こう、意味ありげになっちゃうのよねぇ。なんていうのかしら、ついつい垂れ流しになっちゃう文学的センスってヤツ?
さて。
皆様の励まし、とってもうれしいです。なみこカンゲキ!(死語にしても、センスが・・・)
いや、かなり本気です。どうもありがとうございます。
彼氏父への怒りを持続させたまま、あたしは、怒りを分析し、目的をどこに据えるかを検討中。
非難集中しそうだけど、もとよりあたしは、和解を目的とはしないわ。
望むのは、今のあたしの気持ちを、遜色なく相手に伝え、あたしの矜持を保ち、立場を対等だと提示すること。
ただし、あのレベルまで、自分を落とすなんて、絶対にイヤよ。みっともないものねぇ。
ただし、昨日今日と、アッパーとダウナーを行ったり来たりしちゃったのも事実。
「やっぱり、あたしは結婚に向いてないのかも。彼と別れた方が彼のためかしら・・・」なんて思いつめてみたものの、前の結婚中から、散々繰り返してきた悲劇のヒロインはすでに手垢に塗れてる。マンネリ化した悲劇はコメディよね。
なので、ダウナーも底は見えてるかしら。
彼と少しだけ会う時間があったので、そんなダウナーな愚痴をこぼしていたら、彼ったら
「なみこは、いろんな大事なものをくれたから、十分幸せだよ」
なんて、いまどき、NHKのドラマでもお目にかからないような台詞を言ってくれたもんだから、思わず、「あたし、今まで何をあげたかしら」って考え込んじゃったわよ。
そう。それで一番初めに頭に浮かんだのが、あたしが長年の経験を通して学んだ知恵を彼に授けてあげたこと。
それは、パッケージで見分ける、ハズレない、AV・エロゲーの選び方五箇条なの。
今日は、特別に、皆さんにも後悔・・・違う、公開するわ。
・おしゃれなパッケージは要注意。雰囲気だけの場合がある。汚くても勢いのあるものは意外と期待大。
・ただし、小さい写真が多いものは、画像の粗さを疑え。画像が粗ければ、想像力を鍛えろ。
・女優モノは、はずれはないが、大当たりはない。
・大手はやはり大手だけのことはある。
・パッケージに出ている写真や絵が、一番エロい。「パッケージだけで、こんなにすごいんだから、中身はさぞや」とは間違っても思うな。
(注意!あたしの好みは、鬼畜マニア系。他の好みのことは知らないわ。あたしのせいで、無駄金落としても、抗議は受け付けないわよ。エロ道は孤独な道と見つけたり)
「そう言えば、あたしの秘伝の五箇条を教えてあげたものね・・・」
あたしが、そう呟いたら、すかさず
「いや、あれは教えてくれなくていいから、要らないから」
って、却下されちゃったわ。仕方ないから、
「この盗人が!」
って叱ってやったわよ。
大体、それ以外に、あたしが彼にあげたものって、あったかしら。
・・・・沈黙。
本日感想メイン
2003年10月18日昨日の手紙を笑い飛ばしながら、誠実に対応するための英気を養うべく、今日は自分に贅沢を解禁したわ。
お洋服?宝石?バック?
エステ?美容院?
いいえ!
あたしの贅沢って言ったら、食!
銀座で出世地蔵尊にお参りしてから、お気に入りの中華料理屋へゴー。
あらこれ、鮑ね、歯ごたえのいいこと。あらあら、フカヒレはやっぱりいいスープが肝よね。あーん、愛しの地鶏肉の脂がたまらないわぁ。黒豆の味噌って、うっとりするほど塩辛くて美味、と次々あたしの腹の中へ。
下品な食い方と言わば言え。食べたいものを食べるのよ!ああ、大食いって素敵!
でも、スポンサー(ジジババ、もしくはパパ)の同行してない若い女(その店の客の中ではあたしなんて小娘)にあてがわれた席は、店の隅。
あたしのファイティングスピリットに火をつけてくれたわ。
今頃、彼はお父さんと何かしらの話し合いをしているとのこと。
あたしも食べるもの食べたら、笑顔で頑張るとしましょう。
お洋服?宝石?バック?
エステ?美容院?
いいえ!
あたしの贅沢って言ったら、食!
銀座で出世地蔵尊にお参りしてから、お気に入りの中華料理屋へゴー。
あらこれ、鮑ね、歯ごたえのいいこと。あらあら、フカヒレはやっぱりいいスープが肝よね。あーん、愛しの地鶏肉の脂がたまらないわぁ。黒豆の味噌って、うっとりするほど塩辛くて美味、と次々あたしの腹の中へ。
下品な食い方と言わば言え。食べたいものを食べるのよ!ああ、大食いって素敵!
でも、スポンサー(ジジババ、もしくはパパ)の同行してない若い女(その店の客の中ではあたしなんて小娘)にあてがわれた席は、店の隅。
あたしのファイティングスピリットに火をつけてくれたわ。
今頃、彼はお父さんと何かしらの話し合いをしているとのこと。
あたしも食べるもの食べたら、笑顔で頑張るとしましょう。
ご機嫌帰宅
2003年10月17日今日は酒も飯も旨かったわよん。
職場の近くに天麩羅の旨い店を発見。
友達とそこで、アレコレ注文して舌鼓。お客が少なかったせいか、サービスで一皿おまけしてもらっちゃった。美女軍団は得ね(言ったもん勝ち)。
一人、ちょっと体調のすぐれない子がいたので、早めにお開き。
こういう、思わぬ週末の夜の空き時間って、素敵。
一駅先まで、夜風に当たって帰ろうと、皆と別れて歩き出したの。
そうしたら、途中のアイリッシュパブで、
「ビール、カクテル半額!」の文字。
そのパブはいつもビデオでサッカーの試合を流してるし、週末の夜は、バンドの演奏もあったはず。
入らない手はないでしょう。
で、とりあえず入ってビールを注文。
バンドの近くの席はいっぱいだったので、店の隅からサッカー観戦。
一人だと、そこらへんの人と話すのも楽しみ。
適当に盛り上がって、適当なところで切り上げて、甘いカクテルをデザート代わりに飲んで、店を出て。
駅に出てた古本屋で、面白そうな本を買って、読みながら帰宅したわ。
嗚呼、至福。
秘密は後ほど。
***************
と書いたところで、郵便受けに封書が。
何かと思ったら、彼氏父からの手紙。
あらあらと思いながら、封を切って読んで爆笑したわよ。
仕事を辞めないんなら、結婚は考えないほうが賢明なんですって!
あたしが夫からヨリを戻してくれって頼まれたらどうするのか知りたいんですって!
前の夫と子どもを作らなかった理由を教えてほしいですって!
まあまあまあ、こんなお馬鹿さんがいるなんて、世の中ってほんと、退屈しないわ。
あの、穏やかな食事の席はなんだったのかしら。
あの席で聞いてくれればいいのにねぇ。
シャイ?
というわけで、皆様。
決戦の火蓋は、切って落とされそうよ!
乞御期待!
ただし、秘密メモは延期ですぅ。ごめんなさい。
職場の近くに天麩羅の旨い店を発見。
友達とそこで、アレコレ注文して舌鼓。お客が少なかったせいか、サービスで一皿おまけしてもらっちゃった。美女軍団は得ね(言ったもん勝ち)。
一人、ちょっと体調のすぐれない子がいたので、早めにお開き。
こういう、思わぬ週末の夜の空き時間って、素敵。
一駅先まで、夜風に当たって帰ろうと、皆と別れて歩き出したの。
そうしたら、途中のアイリッシュパブで、
「ビール、カクテル半額!」の文字。
そのパブはいつもビデオでサッカーの試合を流してるし、週末の夜は、バンドの演奏もあったはず。
入らない手はないでしょう。
で、とりあえず入ってビールを注文。
バンドの近くの席はいっぱいだったので、店の隅からサッカー観戦。
一人だと、そこらへんの人と話すのも楽しみ。
適当に盛り上がって、適当なところで切り上げて、甘いカクテルをデザート代わりに飲んで、店を出て。
駅に出てた古本屋で、面白そうな本を買って、読みながら帰宅したわ。
嗚呼、至福。
秘密は後ほど。
***************
と書いたところで、郵便受けに封書が。
何かと思ったら、彼氏父からの手紙。
あらあらと思いながら、封を切って読んで爆笑したわよ。
仕事を辞めないんなら、結婚は考えないほうが賢明なんですって!
あたしが夫からヨリを戻してくれって頼まれたらどうするのか知りたいんですって!
前の夫と子どもを作らなかった理由を教えてほしいですって!
まあまあまあ、こんなお馬鹿さんがいるなんて、世の中ってほんと、退屈しないわ。
あの、穏やかな食事の席はなんだったのかしら。
あの席で聞いてくれればいいのにねぇ。
シャイ?
というわけで、皆様。
決戦の火蓋は、切って落とされそうよ!
乞御期待!
ただし、秘密メモは延期ですぅ。ごめんなさい。
着物、フォローアップ
2003年10月16日本日、ネタ、感想、ともになしです。
仕事、うだっちゃってさ、くさっちゃってさ。
いけないわねぇ。
そう。
着物を着ると日記に書いたときに、いろいろ感想をいただきました。
ありがとうございました。
でね。
誤解を解いておかなきゃとは思ってたのよ。
というのはも
まずは、値段のこと!
そして、着付けのこと!
あたしの着物を着る上でのこだわりはね、「とにかく普段着」なのよ。
特別なおしゃれじゃなくて、「いつものおしゃれ」の1つとして、さらっと着たいってわけ。
ええ。
着物で、料理も掃除も布団干しもするわよ。
だから、着物のほとんどは、1枚あたり、5000円以下。
知り合いの骨董やさんかフリマで仕入れたもの、あるいは、友達からのもらいもの。
しかも、よく着るのは、ポリとか木綿、洗えるやつ。で、紬や銘仙、ほんと普段着なの。
帯は、気が向けばちゃんと結ぶけど、面倒なときは作り帯。
半襟も、スカーフや大判のハンカチなんかを使ってるの。洗いやすいしね。
恥ずかしいから銀座とか赤坂みたいな、「お姐さん」のいるとこじゃ、とても着られないわよ。
ジーンズ姿みたいなもんだからさ。
ちなみに、着物友達のあいだで、恐れられている存在に、「お直しおばさん」ってのがいるの。
気軽に着ようという名の下に適当に着ていると、すすすって寄ってきて、
「帯が低い!」
「お尻のところに皺が!」
「裾がさがってる!」
「襟があきすぎ!」
「草履が大きい!」
って叱咤され、
「いらっしゃい!」
って物陰に引きずり込まれて、直されるんですって!
いやーん。
「あーれー、おやめになってー」
って、独楽のようにくるくるまわりながら脱がされるかどうかはともかくとして、結構、こわいらしいのよ。
(ちなみに、あたしは、もちろん!
ラブホで、彼にこれをやってもらったわよ。
面白かったけど、目がまわったわ!)
特に、京都には多いという噂。
ほんとかしらん。
友達とは専ら、「着物を着るなら海外で着よう。適当に盆踊りでも踊れば、パフォーマンスで稼げるかも」って申し合わせてるわ。
秘密は明日。
仕事、うだっちゃってさ、くさっちゃってさ。
いけないわねぇ。
そう。
着物を着ると日記に書いたときに、いろいろ感想をいただきました。
ありがとうございました。
でね。
誤解を解いておかなきゃとは思ってたのよ。
というのはも
まずは、値段のこと!
そして、着付けのこと!
あたしの着物を着る上でのこだわりはね、「とにかく普段着」なのよ。
特別なおしゃれじゃなくて、「いつものおしゃれ」の1つとして、さらっと着たいってわけ。
ええ。
着物で、料理も掃除も布団干しもするわよ。
だから、着物のほとんどは、1枚あたり、5000円以下。
知り合いの骨董やさんかフリマで仕入れたもの、あるいは、友達からのもらいもの。
しかも、よく着るのは、ポリとか木綿、洗えるやつ。で、紬や銘仙、ほんと普段着なの。
帯は、気が向けばちゃんと結ぶけど、面倒なときは作り帯。
半襟も、スカーフや大判のハンカチなんかを使ってるの。洗いやすいしね。
恥ずかしいから銀座とか赤坂みたいな、「お姐さん」のいるとこじゃ、とても着られないわよ。
ジーンズ姿みたいなもんだからさ。
ちなみに、着物友達のあいだで、恐れられている存在に、「お直しおばさん」ってのがいるの。
気軽に着ようという名の下に適当に着ていると、すすすって寄ってきて、
「帯が低い!」
「お尻のところに皺が!」
「裾がさがってる!」
「襟があきすぎ!」
「草履が大きい!」
って叱咤され、
「いらっしゃい!」
って物陰に引きずり込まれて、直されるんですって!
いやーん。
「あーれー、おやめになってー」
って、独楽のようにくるくるまわりながら脱がされるかどうかはともかくとして、結構、こわいらしいのよ。
(ちなみに、あたしは、もちろん!
ラブホで、彼にこれをやってもらったわよ。
面白かったけど、目がまわったわ!)
特に、京都には多いという噂。
ほんとかしらん。
友達とは専ら、「着物を着るなら海外で着よう。適当に盆踊りでも踊れば、パフォーマンスで稼げるかも」って申し合わせてるわ。
秘密は明日。
路上の決闘
2003年10月14日雨ね。
東京は、雨。
昨日の集中豪雨もすごかったわね。驟雨というには、ちょっと荒っぽかったわ。今朝も、しっとりと雨。
実は、背の低いあたしは、雨の日、人間凶器になるのよ。
そう。
傘。
自分の身長に合わせてさしてると、大抵、人の目線か肩のあたりにくるの。
普段は、人に合わせて避けたり、高さを上げたりするんだけど、時折、むかつく無礼な集団とかに出会うと、そのまま普通にさして突っ込んでやってるわ。おほほほ。ガキに敵なしよ。
で、それとは別に。
毎朝、通勤の途中で、行き逢う女性がいるの。もう1年以上、毎朝、同じ時間に擦れ違うんだけど、彼女、ちょっとすごいの。
擦れ違うとき、あるいは、正面から互いに歩み寄るとき、道を絶対に、人に譲らないのよ。
あたし、最初は気づかずに道を譲ってたんだけど、1ヶ月くらい前かしら、彼女は絶対に道の右側以外のところを歩かないことに気づいたわけ。
それ以来、観察したり、フェイントかけたりしたんだけど、避ける気配はほんとになし。
世の中すべて勝負のあたし。
チキンレースみたいに、ぶつかる直前まで、無視してコースを変えなかったこともあるんだけど、彼女、絶対に避けなかったわ。
まあ、連敗ってとこね。
そして。
今日は雨。
あたしは人間凶器。
試すしかないでしょ?
傘を深くかざして、足元だけを見て歩いたわ。
正面を向いたら、小心者のあたしは、絶対に負けちゃうからさ。
幾つかの革靴が、あたしの視界で右へとあたしを避けていく。
そして、何人目かで、正面から近づく人の気配。
彼女だ。
そう思って、あたしは傘の柄を握り締めて、歩き続けたの。
そうしたら、次の瞬間!
ぶすって、やな感触が手に伝わってきたの!
咄嗟に傘を上げたら、目の前には、顎に赤い跡のある、濡れた顔の女!
眼鏡が半分ずれてて、漫画みたいになってる顔が、目の前に!
しかも、ぼんやりあたしを見るだけで、責めるわけでもない。
ただ、あたしが避けるのを待ってるわけ。
負けるのは常に、常識に縛られた小市民ね。
敬意を表して、頭を下げて、道を譲ったわ。
何が彼女にあそこまでさせるわけ?
わからないし、わかりたくもないけど、道を譲らないことに、あれだけ力を傾けてるのを見ちゃうとねぇ。
今後は素直に、道を譲ることにするわ。
東京は、雨。
昨日の集中豪雨もすごかったわね。驟雨というには、ちょっと荒っぽかったわ。今朝も、しっとりと雨。
実は、背の低いあたしは、雨の日、人間凶器になるのよ。
そう。
傘。
自分の身長に合わせてさしてると、大抵、人の目線か肩のあたりにくるの。
普段は、人に合わせて避けたり、高さを上げたりするんだけど、時折、むかつく無礼な集団とかに出会うと、そのまま普通にさして突っ込んでやってるわ。おほほほ。ガキに敵なしよ。
で、それとは別に。
毎朝、通勤の途中で、行き逢う女性がいるの。もう1年以上、毎朝、同じ時間に擦れ違うんだけど、彼女、ちょっとすごいの。
擦れ違うとき、あるいは、正面から互いに歩み寄るとき、道を絶対に、人に譲らないのよ。
あたし、最初は気づかずに道を譲ってたんだけど、1ヶ月くらい前かしら、彼女は絶対に道の右側以外のところを歩かないことに気づいたわけ。
それ以来、観察したり、フェイントかけたりしたんだけど、避ける気配はほんとになし。
世の中すべて勝負のあたし。
チキンレースみたいに、ぶつかる直前まで、無視してコースを変えなかったこともあるんだけど、彼女、絶対に避けなかったわ。
まあ、連敗ってとこね。
そして。
今日は雨。
あたしは人間凶器。
試すしかないでしょ?
傘を深くかざして、足元だけを見て歩いたわ。
正面を向いたら、小心者のあたしは、絶対に負けちゃうからさ。
幾つかの革靴が、あたしの視界で右へとあたしを避けていく。
そして、何人目かで、正面から近づく人の気配。
彼女だ。
そう思って、あたしは傘の柄を握り締めて、歩き続けたの。
そうしたら、次の瞬間!
ぶすって、やな感触が手に伝わってきたの!
咄嗟に傘を上げたら、目の前には、顎に赤い跡のある、濡れた顔の女!
眼鏡が半分ずれてて、漫画みたいになってる顔が、目の前に!
しかも、ぼんやりあたしを見るだけで、責めるわけでもない。
ただ、あたしが避けるのを待ってるわけ。
負けるのは常に、常識に縛られた小市民ね。
敬意を表して、頭を下げて、道を譲ったわ。
何が彼女にあそこまでさせるわけ?
わからないし、わかりたくもないけど、道を譲らないことに、あれだけ力を傾けてるのを見ちゃうとねぇ。
今後は素直に、道を譲ることにするわ。
夢占い?
2003年10月13日ドラマを見たいと思っても、きちんと覚えていられないあたし。それが昨日は、珍しく、狙い通り、深津ちゃんと岡田くんのドラマを見ることが出来たわ。なんだかもう、涙なしには見られない!笑えて。
合コンであんなかわいい子たちがあぶれることからしてありえないと思うんだけど、あたしの友達はすでに錯乱しまくってて、「年誤魔化して合コン出てやる!」って息巻いてたわ。
「落ち着いて!年誤魔化したからって、岡田くんが、その席にいるわけじゃないのよ!」
「っていうか、年誤魔化したから落とせたわけじゃないのよ!」
「っていうか、あんたじゃ年、誤魔化せないって!」
と最後には真実を突かれて、我に返ってたわよ。
ちょっと!あたしじゃないわよ!友達よ!
それにしても、義母ぶりもすごくよかったわぁ。やっぱり、どこのお義母さんも、人の話を聞かずに話しまくるものなのかしら。あたしの元夫のお母様は、あたしが初めて挨拶に伺ったとき、延々1時間、あたしの知らない親戚と近所の人の話を聞かせてくれたわよ。微笑ましいわね。
で、そんなドラマを見たせいか、今朝方見た夢は、結婚式の夢だったわ。
あたしは、彼と結婚式を挙げるために、どこかの会議室でウェディングドレスに自力で着替えてたの。あの、なんだっけ、堅いドレスの型みたいなやつのドーナツの真ん中によいしょって入ってさ、ジッパー上げて、裾をばさばさ広げてさ。あれって、おかしいわよね。あたし、昔、あの格好でトイレに入るとき、まるでドレスで便器に蓋するみたいな格好をした覚えがあるわ。
っと、話が逸れた。
で、披露宴会場に行き、そこでサクサクと議事次第をこなして、ご飯も食べて、無事退場したの。
「あー、終わった終わった、サクサク着替えようっと」
と躊躇いもせずに会議室に戻って、普段着のセーターとジーンズに着替えたところで、
「ちょっと待って。新婦って、新郎と一緒に、客を見送るんじゃなかったっけ?」
とハタと気づいたわけ。で、慌ててもう一度、ウェディングドレスに着替えたものの、すでに、花とか髪とか化粧は落としてたので、すっぴんのままよ。
会場に駆けつけたときには、時すでに遅く。客はほぼ帰った後。困った顔の彼と怒ってるご両親に
「申し訳ありません!二回目だったので、油断しました!」
って言って、さらにご不興を買った・・・。
・・・っていう夢。
目覚めてから、
「悪夢だわ・・・」
って涙ながらに彼に電話したのに、彼からは
「なみこなら、ありそうだ、それ」
という、とてもすてきなコメントをいただいてよ。
・・・・気をつけようっと。
合コンであんなかわいい子たちがあぶれることからしてありえないと思うんだけど、あたしの友達はすでに錯乱しまくってて、「年誤魔化して合コン出てやる!」って息巻いてたわ。
「落ち着いて!年誤魔化したからって、岡田くんが、その席にいるわけじゃないのよ!」
「っていうか、年誤魔化したから落とせたわけじゃないのよ!」
「っていうか、あんたじゃ年、誤魔化せないって!」
と最後には真実を突かれて、我に返ってたわよ。
ちょっと!あたしじゃないわよ!友達よ!
それにしても、義母ぶりもすごくよかったわぁ。やっぱり、どこのお義母さんも、人の話を聞かずに話しまくるものなのかしら。あたしの元夫のお母様は、あたしが初めて挨拶に伺ったとき、延々1時間、あたしの知らない親戚と近所の人の話を聞かせてくれたわよ。微笑ましいわね。
で、そんなドラマを見たせいか、今朝方見た夢は、結婚式の夢だったわ。
あたしは、彼と結婚式を挙げるために、どこかの会議室でウェディングドレスに自力で着替えてたの。あの、なんだっけ、堅いドレスの型みたいなやつのドーナツの真ん中によいしょって入ってさ、ジッパー上げて、裾をばさばさ広げてさ。あれって、おかしいわよね。あたし、昔、あの格好でトイレに入るとき、まるでドレスで便器に蓋するみたいな格好をした覚えがあるわ。
っと、話が逸れた。
で、披露宴会場に行き、そこでサクサクと議事次第をこなして、ご飯も食べて、無事退場したの。
「あー、終わった終わった、サクサク着替えようっと」
と躊躇いもせずに会議室に戻って、普段着のセーターとジーンズに着替えたところで、
「ちょっと待って。新婦って、新郎と一緒に、客を見送るんじゃなかったっけ?」
とハタと気づいたわけ。で、慌ててもう一度、ウェディングドレスに着替えたものの、すでに、花とか髪とか化粧は落としてたので、すっぴんのままよ。
会場に駆けつけたときには、時すでに遅く。客はほぼ帰った後。困った顔の彼と怒ってるご両親に
「申し訳ありません!二回目だったので、油断しました!」
って言って、さらにご不興を買った・・・。
・・・っていう夢。
目覚めてから、
「悪夢だわ・・・」
って涙ながらに彼に電話したのに、彼からは
「なみこなら、ありそうだ、それ」
という、とてもすてきなコメントをいただいてよ。
・・・・気をつけようっと。
そうしてあたしはどんどんしぶとくなる
2003年10月12日んんん。
最近、どうも更新が滞りがちでごめんなさい。
ちょっと考え事が多いのと、大きい仕事が一区切りついて、今まで先延ばしにしてたこと(仕事の雑用とか溜まってたDVDを見るとか掃除をするとか英会話学校を調べるとか、そういう些細なこと)を一気に片付けてるの。
でも、こんなんじゃいけないわね!
面白くなくても、しばらく、継続を目標に、気分一新するわ!よかったら、おつきあいくださいませ。
さて。
山も終盤、くだりは、団体客やファミリーも歩けるハイキングコースに合流したときのこと。
お父さんに手を引かれた、幼稚園生くらいの小さな女の子がいたの。
そこまで下りてくると、結構混んでたから、彼女の後ろは渋滞。
お父さん、気がひけたらしくてちょっと足を速めたわ。そうしたらすかさず!女の子から厳しい叱責が。
「お父さん、あたし、そんなのついていけない!」
「ああ、ごめんごめん」
「あたし、女の子なんだから。わかってる?」
「速かった?」
お父さんが、彼女にお伺いを立てると、彼女、つんと澄まして言い放ったの。
「お父さん、そんなんじゃ、立派な大人の男になれないわよ!」
最高!
ただでさえ、疲れてるのに、そんなに笑わせないで頂戴。
お父さん、笑いながら立ち止まって、あたしたちに目配せ。
あたしは彼女のプライドを傷つけないように、でも、ちょっと挑発するように、横をすり抜けて、ゴツイ登山靴に物言わせて勢いよく下って行ったわ。
気のきつい女の卵、誕生の瞬間ね。
これじゃ、男の子は、よっぽど頑張らないと、立派な大人の男になれないはず。大変よ。
そして、今日。
足は痣だらけ。ミニスカなんか、はけやしない。おまけに、覿面に筋肉痛。岩登り中心だったから、腕まで痛いの!嗚呼、どんどん二の腕が逞しくなるわ。
とは言え、一人暮らしの悲しさで、洗濯物や掃除は待ってくれない。朝の8時から起きて、家事よ、家事!仕事も持ち帰ってきてるからね。
ところが、突然、弟から電話。
実家に行くからと言われて、一緒に行くことにしたわ。
母親に、あたしのお古のザックをあげるためと、弟にあたしの結婚の話をするため。
前者はすんなり。後者は大荒れ。
なんせあたしはねぇ、
「一度失敗していて、もう二度と失敗できない」女で。
「こうと思ったら、男の欠点に目を瞑ってしまう一途な」女で。
「めちゃめちゃ気を遣って、自分でなんでもやって、男には何も要求しない」女で。
だから、傍から見てると心配で仕方ないの。
そこ!笑っちゃダメ!
んん、身内って、とってもラブリィ。あたしの本質を分かってる。
だからほんと、申し訳ないわ。
「ごめんね」
とりあえず、素直に謝罪。ところが、
「まあ、一度失敗したから心配なのは分かるけど、でも、何がそんなに心配なのかは分からないけど」
と火に油と酸素もついでに注いでしまい。
言い募ろうとする弟を遮って、
「あたし、離婚して損したこと何にもないし、年取ったけど、その分、若い男つかまえたし、あたし、絶対、人より長生きするし、元気だから、だいじょうぶ」
って、言い訳にならない言い訳をしたら
「お前は、ほんとにポジティブだなあ」
って言われたわ。翻訳すると、いい加減ってことかしら?ねぇ、やっぱり。
「離婚しないで済めば、それに越したことはないだろ」
って。ブラーヴォ、その通り。
「ごめーん」
心配かけて、頭を下げて、たとえ、傷ついても、傷つけても、泣きながらでも、あたしはやりたいようにやる。
ごめんね。
離婚、かぁ。
あたしは、幸せになりたいわけじゃなくて、やりたいことがやりたいのよ。
馬鹿という呆れた声を承知で言うけど、結婚もしてみたかったし、離婚も、実は、ちょっとしてみたかったのよね。だって、なんでも、してみなきゃわからないことってあるじゃない?
ん?
はい、どうぞ、一斉に。
ガキか、お前は!
仰るとおりって開き直ってるつもりはないんだけど、これが開き直りじゃなかったら、何が開き直りなんだって感じだわね。
心配しないでと言うのも、あたしの我儘。
せめて、心配してくれることは、受け止めなきゃね。心配掛けて、ごめんね、みんな。
で。
使い慣れたザックを母親に上げてしまったので、あたしは新たな50リットルザックの購入を検討。
テントもほしくなってきた。
目指せ、20キロ担いで上がれる女。
最近、どうも更新が滞りがちでごめんなさい。
ちょっと考え事が多いのと、大きい仕事が一区切りついて、今まで先延ばしにしてたこと(仕事の雑用とか溜まってたDVDを見るとか掃除をするとか英会話学校を調べるとか、そういう些細なこと)を一気に片付けてるの。
でも、こんなんじゃいけないわね!
面白くなくても、しばらく、継続を目標に、気分一新するわ!よかったら、おつきあいくださいませ。
さて。
山も終盤、くだりは、団体客やファミリーも歩けるハイキングコースに合流したときのこと。
お父さんに手を引かれた、幼稚園生くらいの小さな女の子がいたの。
そこまで下りてくると、結構混んでたから、彼女の後ろは渋滞。
お父さん、気がひけたらしくてちょっと足を速めたわ。そうしたらすかさず!女の子から厳しい叱責が。
「お父さん、あたし、そんなのついていけない!」
「ああ、ごめんごめん」
「あたし、女の子なんだから。わかってる?」
「速かった?」
お父さんが、彼女にお伺いを立てると、彼女、つんと澄まして言い放ったの。
「お父さん、そんなんじゃ、立派な大人の男になれないわよ!」
最高!
ただでさえ、疲れてるのに、そんなに笑わせないで頂戴。
お父さん、笑いながら立ち止まって、あたしたちに目配せ。
あたしは彼女のプライドを傷つけないように、でも、ちょっと挑発するように、横をすり抜けて、ゴツイ登山靴に物言わせて勢いよく下って行ったわ。
気のきつい女の卵、誕生の瞬間ね。
これじゃ、男の子は、よっぽど頑張らないと、立派な大人の男になれないはず。大変よ。
そして、今日。
足は痣だらけ。ミニスカなんか、はけやしない。おまけに、覿面に筋肉痛。岩登り中心だったから、腕まで痛いの!嗚呼、どんどん二の腕が逞しくなるわ。
とは言え、一人暮らしの悲しさで、洗濯物や掃除は待ってくれない。朝の8時から起きて、家事よ、家事!仕事も持ち帰ってきてるからね。
ところが、突然、弟から電話。
実家に行くからと言われて、一緒に行くことにしたわ。
母親に、あたしのお古のザックをあげるためと、弟にあたしの結婚の話をするため。
前者はすんなり。後者は大荒れ。
なんせあたしはねぇ、
「一度失敗していて、もう二度と失敗できない」女で。
「こうと思ったら、男の欠点に目を瞑ってしまう一途な」女で。
「めちゃめちゃ気を遣って、自分でなんでもやって、男には何も要求しない」女で。
だから、傍から見てると心配で仕方ないの。
そこ!笑っちゃダメ!
んん、身内って、とってもラブリィ。あたしの本質を分かってる。
だからほんと、申し訳ないわ。
「ごめんね」
とりあえず、素直に謝罪。ところが、
「まあ、一度失敗したから心配なのは分かるけど、でも、何がそんなに心配なのかは分からないけど」
と火に油と酸素もついでに注いでしまい。
言い募ろうとする弟を遮って、
「あたし、離婚して損したこと何にもないし、年取ったけど、その分、若い男つかまえたし、あたし、絶対、人より長生きするし、元気だから、だいじょうぶ」
って、言い訳にならない言い訳をしたら
「お前は、ほんとにポジティブだなあ」
って言われたわ。翻訳すると、いい加減ってことかしら?ねぇ、やっぱり。
「離婚しないで済めば、それに越したことはないだろ」
って。ブラーヴォ、その通り。
「ごめーん」
心配かけて、頭を下げて、たとえ、傷ついても、傷つけても、泣きながらでも、あたしはやりたいようにやる。
ごめんね。
離婚、かぁ。
あたしは、幸せになりたいわけじゃなくて、やりたいことがやりたいのよ。
馬鹿という呆れた声を承知で言うけど、結婚もしてみたかったし、離婚も、実は、ちょっとしてみたかったのよね。だって、なんでも、してみなきゃわからないことってあるじゃない?
ん?
はい、どうぞ、一斉に。
ガキか、お前は!
仰るとおりって開き直ってるつもりはないんだけど、これが開き直りじゃなかったら、何が開き直りなんだって感じだわね。
心配しないでと言うのも、あたしの我儘。
せめて、心配してくれることは、受け止めなきゃね。心配掛けて、ごめんね、みんな。
で。
使い慣れたザックを母親に上げてしまったので、あたしは新たな50リットルザックの購入を検討。
テントもほしくなってきた。
目指せ、20キロ担いで上がれる女。
今日は短く
2003年10月11日木曜日の深夜に都内を出発し、山登りしてきたのよん。
秋は登山客が少ないというコースだったもんで、確かに人がおらず、しかも、「最近滑落事故多発、注意!」の赤い文字がおどろおどろしく。
ほとんど岩登りというコースは、足を滑らせたら最後、遥か下に落ちて、誰も見つけてくれそうにない雰囲気。
今回、あたしは単独行だったから、「嗚呼、家にある女子高生ち○んビデオ(彼にも内緒)を始末するまでは死ねない!」と集中力をフル回転させて、性感・・・否、生還してきたわ。
そんなわけで、早朝から日暮れまで、二日で計20時間歩き通したあたしに、もう日記を書く気力なんて残ってるわけないのよ。
だから、短く済ますわ。
んー。出かける前、木曜の夜のことね。
あたしは、時折エロ小説サイトを覗くんだけど、その度に、そこに展開されている文章の多彩さに感嘆の溜息を漏らすの。
エロ小説って、やってることはみんな、似たり寄ったりなのに、シュチュエーションやら文体やら台詞やらに、すごく個性が出てるのよねぇ。頑張ってると思うわ。
で、女性の乳房に対する表現にしても、所謂、巨乳とか美乳とか爆乳とか、すごくいろいろあるじゃない?
あるじゃない?って同意を求められても困るって声が聞こえてきそうだけど、聞かなかったことにするとして。
すごくいろいろあるのよ。
で、その木曜の夜に、あたし的にすごくツボに嵌ったって言うか、「ああ、なるほど!」って目から鱗が落ちた表現があったの。ええ、乳に関する表現でね、それはもう、膝を打つくらいに、感心したのよ。
その表現とは。
「適乳」
適乳よ、適乳!
美乳だの爆乳だのが溢れている中に、適乳よ!
適度な乳。
何が言いたいのか、すごくわかる。うーん、すばらしい。
あまりに納得してしまったので、そっちの気が萎えてしまったくらい。
っていうか、山から降りてきたばかりだからと言って、こんなネタで、ゴメンナサイ。
でも、この感動を誰かと分け合いたかったの。
分け合うなって。
秋は登山客が少ないというコースだったもんで、確かに人がおらず、しかも、「最近滑落事故多発、注意!」の赤い文字がおどろおどろしく。
ほとんど岩登りというコースは、足を滑らせたら最後、遥か下に落ちて、誰も見つけてくれそうにない雰囲気。
今回、あたしは単独行だったから、「嗚呼、家にある女子高生ち○んビデオ(彼にも内緒)を始末するまでは死ねない!」と集中力をフル回転させて、性感・・・否、生還してきたわ。
そんなわけで、早朝から日暮れまで、二日で計20時間歩き通したあたしに、もう日記を書く気力なんて残ってるわけないのよ。
だから、短く済ますわ。
んー。出かける前、木曜の夜のことね。
あたしは、時折エロ小説サイトを覗くんだけど、その度に、そこに展開されている文章の多彩さに感嘆の溜息を漏らすの。
エロ小説って、やってることはみんな、似たり寄ったりなのに、シュチュエーションやら文体やら台詞やらに、すごく個性が出てるのよねぇ。頑張ってると思うわ。
で、女性の乳房に対する表現にしても、所謂、巨乳とか美乳とか爆乳とか、すごくいろいろあるじゃない?
あるじゃない?って同意を求められても困るって声が聞こえてきそうだけど、聞かなかったことにするとして。
すごくいろいろあるのよ。
で、その木曜の夜に、あたし的にすごくツボに嵌ったって言うか、「ああ、なるほど!」って目から鱗が落ちた表現があったの。ええ、乳に関する表現でね、それはもう、膝を打つくらいに、感心したのよ。
その表現とは。
「適乳」
適乳よ、適乳!
美乳だの爆乳だのが溢れている中に、適乳よ!
適度な乳。
何が言いたいのか、すごくわかる。うーん、すばらしい。
あまりに納得してしまったので、そっちの気が萎えてしまったくらい。
っていうか、山から降りてきたばかりだからと言って、こんなネタで、ゴメンナサイ。
でも、この感動を誰かと分け合いたかったの。
分け合うなって。
ビューティーなんとかっていつのまに終わってたの
2003年10月9日あたしはあんまりテレビを見ないから、時折、いつのまにか、世間で話題になってた番組が終わってる、なんてこともあるわけで。
以前から友達に「絶対見なさいよ、あんたみたいなオンナがツッコまずにはいられないものが満載なんだから!」って言われてたのが、なんとかコロシアムなる番組。
「あたし、整形には、イマイチ興味ないのよねぇ」って言いながら、見ずにいたら、いつのまにか終わったのね!
あーん、見られないとなると悔しいじゃないの。
って、さもしいわ、あたしったら。
正月に特番があるみたいだから、それで見てやる。
鼻にシリコンを入れると、暗闇で光るからオモシロイってくらいのことしか知らないあたしの整形知識は、多分、かなり間違ってる。
整形ねぇ。興味がないとは言え、それはあたしが「容貌をどうでもいいもの」って思ってるってことじゃないのよ。
プチ整形とか、中村のうさこさんがやってらっしゃるエッセイは読んだわ。
すごく面白かった。
あの自意識の強さには共感しちゃったわ。
顔を変えたらアイデンティティが揺らぐんじゃないかって不安を感じるところとか。
「顔」というもののウェイトが自己の内部でそれだけ重いってのは、よくわかるわ。
おっと、マジモード入っちゃったわね。
そう、整形!
あたしと整形の縁は、高校時代に遡るの。
あたしはねぇ、自慢じゃないけど、すごく可愛いのよ。え?あら?残念ね、Eメールじゃ、カミソリも送れないものねぇ?おほほ。
そう。この、パグのように愛らしい、困ったような額の皺。フレンチブルのように豊かな頬の肉。お猿さんのように印象的な突き出した口元。お月見のお団子のように白くて丸いお鼻。必ず言われる「強い」目。え?なに?目つきの悪いだけ?聞く耳持たないわね。ああ、耳はもちろん福耳よ!
って、くどいかしら。
要するに、あたしは極めつけの醜女。
なんていうのかしら、ブスはブスでも、可愛いブスとか微笑ましいブスとかあるでしょう。あたしの場合、「他人が勝手に同情までしてくれそうなブス」なのよねぇ。こんなあたしに同情するなんて、却って気の毒だわ。
そう。気の毒だったのは、あたしの身内よ。
祖母はあたしが小学生の頃から、「この子が三軒先の○○ちゃんみたいにかわいかったらねぇ」って毎日溜息をついて落ち込んでたし、弟は「猿人の弟」として有名だったわ。
かわいそうにねぇ。
でも多分、家族で一番悩んでたのは、父だったと思うのよ。父はほんとに頭の古い人。「女を大学にやると嫁に行けない」って言って、学費を一銭も出してくれなかったような人なの。だから、そりゃあ、あたしの行く末を心配してねぇ。
鼻も恥らう・・・じゃなかった、花も恥じらうような、普通だったら、世の中若いってだけで怖いものなしのはずの女子高生時代のあたしに向かって、ある夜、突然、深刻な顔で切り出したのよ。
「お前に言っておきたいことがある」
なにかしら?って神妙に父親の前に座るあたし。隣に座る母。父はおもむろに目を伏せて。
「整形手術を受けてみないか、金は出すから」
学費も出さなかった父親が、出資を決意するような、あたしの顔ってスゴイ!
でも、この父親の一言が、「人生、すべて勝負」のあたしの負けじ魂に火をつけたのは間違いないわね。
「そこまで言うなら、絶対に、整形手術なんてするもんか」
そう決意して高校大学と進んじゃったもんで、今更ねぇ、って感じなのよ。
時々、面白そうだとは思うし、基本的に実権みたいなことは好きなんだけど、流行ってきちゃったから、天邪鬼のあたしとしては、機会を逃し続けてるわけ。
ここまで世の中が、キレイキレイ教にハマってると、逆らいたくなるのが人情ってモンでしょ。
なんて言いつつ、ダイエットしたり美容院に行ったり基礎化粧品に凝ったりしてるけど。
要は、おもしろきゃ、なんだって、いいのよ。
自意識の強いあたしは、あたしの顔に興味深々なわけ。
何がどういう配置で、どういう形だからブスに見えるのか、鏡の前で、いろんな顔して遊んでるわ。
そうそう、よく「自分でブスって言うとブスになる」って言う人がいるわね。おもしろいわ。その人にとっては、ブスってことが、すごく大きいことなんだろうなあって思うの。
「顔より心」「心より顔」、どれも逆説的ね。
時には「顔は顔」「心は心」、時には「顔は心」「心は顔」。
ほんと、興味は尽きないわ!
さて。
急に休みが取れたので、明後日までちょっと出かけてきます。
秘密は、少しずつ、書いていきます。今日、書けなかった方、ごめんなさい。
以前から友達に「絶対見なさいよ、あんたみたいなオンナがツッコまずにはいられないものが満載なんだから!」って言われてたのが、なんとかコロシアムなる番組。
「あたし、整形には、イマイチ興味ないのよねぇ」って言いながら、見ずにいたら、いつのまにか終わったのね!
あーん、見られないとなると悔しいじゃないの。
って、さもしいわ、あたしったら。
正月に特番があるみたいだから、それで見てやる。
鼻にシリコンを入れると、暗闇で光るからオモシロイってくらいのことしか知らないあたしの整形知識は、多分、かなり間違ってる。
整形ねぇ。興味がないとは言え、それはあたしが「容貌をどうでもいいもの」って思ってるってことじゃないのよ。
プチ整形とか、中村のうさこさんがやってらっしゃるエッセイは読んだわ。
すごく面白かった。
あの自意識の強さには共感しちゃったわ。
顔を変えたらアイデンティティが揺らぐんじゃないかって不安を感じるところとか。
「顔」というもののウェイトが自己の内部でそれだけ重いってのは、よくわかるわ。
おっと、マジモード入っちゃったわね。
そう、整形!
あたしと整形の縁は、高校時代に遡るの。
あたしはねぇ、自慢じゃないけど、すごく可愛いのよ。え?あら?残念ね、Eメールじゃ、カミソリも送れないものねぇ?おほほ。
そう。この、パグのように愛らしい、困ったような額の皺。フレンチブルのように豊かな頬の肉。お猿さんのように印象的な突き出した口元。お月見のお団子のように白くて丸いお鼻。必ず言われる「強い」目。え?なに?目つきの悪いだけ?聞く耳持たないわね。ああ、耳はもちろん福耳よ!
って、くどいかしら。
要するに、あたしは極めつけの醜女。
なんていうのかしら、ブスはブスでも、可愛いブスとか微笑ましいブスとかあるでしょう。あたしの場合、「他人が勝手に同情までしてくれそうなブス」なのよねぇ。こんなあたしに同情するなんて、却って気の毒だわ。
そう。気の毒だったのは、あたしの身内よ。
祖母はあたしが小学生の頃から、「この子が三軒先の○○ちゃんみたいにかわいかったらねぇ」って毎日溜息をついて落ち込んでたし、弟は「猿人の弟」として有名だったわ。
かわいそうにねぇ。
でも多分、家族で一番悩んでたのは、父だったと思うのよ。父はほんとに頭の古い人。「女を大学にやると嫁に行けない」って言って、学費を一銭も出してくれなかったような人なの。だから、そりゃあ、あたしの行く末を心配してねぇ。
鼻も恥らう・・・じゃなかった、花も恥じらうような、普通だったら、世の中若いってだけで怖いものなしのはずの女子高生時代のあたしに向かって、ある夜、突然、深刻な顔で切り出したのよ。
「お前に言っておきたいことがある」
なにかしら?って神妙に父親の前に座るあたし。隣に座る母。父はおもむろに目を伏せて。
「整形手術を受けてみないか、金は出すから」
学費も出さなかった父親が、出資を決意するような、あたしの顔ってスゴイ!
でも、この父親の一言が、「人生、すべて勝負」のあたしの負けじ魂に火をつけたのは間違いないわね。
「そこまで言うなら、絶対に、整形手術なんてするもんか」
そう決意して高校大学と進んじゃったもんで、今更ねぇ、って感じなのよ。
時々、面白そうだとは思うし、基本的に実権みたいなことは好きなんだけど、流行ってきちゃったから、天邪鬼のあたしとしては、機会を逃し続けてるわけ。
ここまで世の中が、キレイキレイ教にハマってると、逆らいたくなるのが人情ってモンでしょ。
なんて言いつつ、ダイエットしたり美容院に行ったり基礎化粧品に凝ったりしてるけど。
要は、おもしろきゃ、なんだって、いいのよ。
自意識の強いあたしは、あたしの顔に興味深々なわけ。
何がどういう配置で、どういう形だからブスに見えるのか、鏡の前で、いろんな顔して遊んでるわ。
そうそう、よく「自分でブスって言うとブスになる」って言う人がいるわね。おもしろいわ。その人にとっては、ブスってことが、すごく大きいことなんだろうなあって思うの。
「顔より心」「心より顔」、どれも逆説的ね。
時には「顔は顔」「心は心」、時には「顔は心」「心は顔」。
ほんと、興味は尽きないわ!
さて。
急に休みが取れたので、明後日までちょっと出かけてきます。
秘密は、少しずつ、書いていきます。今日、書けなかった方、ごめんなさい。
今日も着物
2003年10月5日今日の着物は紫地に大きな椿。ちょっと早いかしら。
雪輪模様の半襟をかなり見せて、暗い紫に暗い赤、これを着ると男を呑みたくなるわねぇ。
さぁて、おでかけしてまいります。
*********
今日、そのスタイルで逢ったのは彼。
先に待ち合わせの駅に着き、改札口で彼を待ったわ。
彼は、人ごみから頭1つ抜けるので、見つけるのは易いの。着物で来てると言ってあったから、彼もあたしのことをすぐ見つけてくれて。
「嗚呼、あたしの可愛い人」って虫の涌いた頭で思いながら、歩み寄ってくる彼を見つめたわ。彼もあたしの着物姿をじっと見てる。
かわいい?きれい?色っぽい?はんなり?
和服への褒め言葉は、いろいろあるわよね。
あたしはにっこり笑ってそれを待ったわ。
そうしたら、彼、もじもじと一言。
「なんか、こわい」
ええええ、あたしが悪かったわよ。
レトロが流行りとは言え、鈍い男相手に、暗い色、婀娜な模様の銘仙なんて着てきたあたしが間違ってたわ。
「だって、髪まっすぐだし、顔白いし、模様の花の紅いのすごいし、そのまま追いかけられたら、逃げるかも」
へー。ほー。ふーん。
「それで髪黒くて、紅い口紅してたら、もっとすごかったよね」
へー。ほー。ふーん。
「両手下ろしてさ、すすすすすすって歩いたら完璧に夏のテレビの特番」
へー。ほー。ふーん。
和服着てるデートの相手に、言う言葉がソレか。
一緒に暮らし始めたら、夜中に絶対それ、やってやる。
そう心の中で決意したわ。
雪輪模様の半襟をかなり見せて、暗い紫に暗い赤、これを着ると男を呑みたくなるわねぇ。
さぁて、おでかけしてまいります。
*********
今日、そのスタイルで逢ったのは彼。
先に待ち合わせの駅に着き、改札口で彼を待ったわ。
彼は、人ごみから頭1つ抜けるので、見つけるのは易いの。着物で来てると言ってあったから、彼もあたしのことをすぐ見つけてくれて。
「嗚呼、あたしの可愛い人」って虫の涌いた頭で思いながら、歩み寄ってくる彼を見つめたわ。彼もあたしの着物姿をじっと見てる。
かわいい?きれい?色っぽい?はんなり?
和服への褒め言葉は、いろいろあるわよね。
あたしはにっこり笑ってそれを待ったわ。
そうしたら、彼、もじもじと一言。
「なんか、こわい」
ええええ、あたしが悪かったわよ。
レトロが流行りとは言え、鈍い男相手に、暗い色、婀娜な模様の銘仙なんて着てきたあたしが間違ってたわ。
「だって、髪まっすぐだし、顔白いし、模様の花の紅いのすごいし、そのまま追いかけられたら、逃げるかも」
へー。ほー。ふーん。
「それで髪黒くて、紅い口紅してたら、もっとすごかったよね」
へー。ほー。ふーん。
「両手下ろしてさ、すすすすすすって歩いたら完璧に夏のテレビの特番」
へー。ほー。ふーん。
和服着てるデートの相手に、言う言葉がソレか。
一緒に暮らし始めたら、夜中に絶対それ、やってやる。
そう心の中で決意したわ。
喪失と占いと(秘密追加)
2003年10月4日さて。
今日は、これから、お友達とお酒。
本当は、昼間、彼と逢うつもりだったんだけど、それはちょっとした勘違いで、おじゃんに。
それでふと、時間が空いてしまったので、とっても久しぶりに着物を着たわ。
人からの貰い物で、初めて袖を通したんだけど、着易くてイイ。
慣れだと思うんだけど、和服は着るまで今ひとつ、感じがつかめないのよねぇ。洋服なら、見ただけで、着ればどんな感じになるか、大体わかるでしょう? 着物はまだ、わからないのよ。柄がうるさいかと思っても奇麗にまとまったりするし、地味かと思っても帯を締めた途端に華やかになったりするし。
今日は派手目の小紋に柄物の羽織で賑やか過ぎるかと思ったけど、帯締めの色と着物の色を合わせたら、意外といけそうな感じになったので、このまま出かけてみるつもり。
なんて、だらだら書きすぎかしら。着物の話をする友達が少ないので、こんなところで、その鬱憤を晴らしてるのよ。ほほほ。
さて。
今日はさして面白くもない話を、ただ思考を辿って書こうかと思い立ったわ。昨日、少し、彼と喧嘩したせいかしら。まあ、喧嘩と言っても、とても可愛らしいものよ。
人との関係って、とっても不思議。
強く結びつくかと思えば、他愛ないことで切れて、その様を為す術もなく見守るしかないときもあり、だめになったと思っても時を置けば再び違う形で何かを成すこともあり。
人との関係を考えるとき、幾つかのエピソードが、強くあたしの思考を形作っていることを思うわ。それは、死を中心とした喪失の記憶。
父の死、叔母の脳死、ホスピス、夫との離婚、友人の自殺、病死、母の入院、彼の入院。あたし自身には決して降りかからず、あたしの周りに堆積する喪失の数々。
あたしが執着する存在は、みんな、あたしより先にいなくなってしまう。
・・・なんて、そんなのは嘘ね。
執着する存在の死だから、あたしの記憶に残っているだけの話。
あたしはまだ、悲しめずにいる。ただ腹立たしいだけで。そして、その死の記憶と激情が緩むことをあたしは、まだ自分に許せずにいるわ。
そう言えば。
友達の付き合いで見てもらった、「なんとかの母」とかいう占い師。
早朝から行列の端に並び、寒さに苛々しながら目前に立ったあたしの眼を見て、彼女は「強い目だ」と一人ごち。
そして、差し出した手を見て、あたしと彼の誕生日を聞いて、「縁がない」と言い切ったわ。
あたしはそれに何も応えなかったというのに、
「相手の男を信じているんだろう」
と言って笑って
「一緒になっても別れる縁だ。縁は人の力では変えられない。別れは心変わりだけとは限らない」
ですって。
そして、まるでこっそりと秘密を言うように、あたしの手を握ったまま、ぐいと顔を寄せて囁いたの。
「男のほうが死ぬとかね」
あたしは、一瞬呑んだ息をゆっくり吐いて
「それがどうしたの?」
って言い返すのがやっと。彼女は、視線を落として一言。
「本当にその男と結婚するのなら、あんたは、死ぬときは一人だ」
後は、握っていたあたしの手を離して、仕事は目指す夢を信じてだいじょうぶ、金には困らない、人間関係も安定する、ですって。
随分と上等な人生じゃないのさ。
この話を、口寄せの家系の友達に話したら、驚かれたわ。占い師って、普通は人の生死に関することはあまり話さないって。ほんとなのかしら。
ちなみに、その友達もあたしを占ってくれるって言ったんだけど、いざ見ようとしたらだめ。なんでも、あたしに憑いてる守護霊が、「てめぇのことはてめぇで決めろ」とのたまうらしくて、占おうとすると機嫌を損ねて危険なんですって。なんのために憑いてるんだか。勝手を言いやがる、と思うけれども、確かに、あんな占いを聞いておいて、結婚しようってんだから、占うだけ無駄ってことかしらね。さすが守護霊、わかってらっしゃる。
失うことが怖くて、その人と関わらないくらいなら、いっそ失った方がまだずっとましだわ。
だって、あたしは、喪失することで、喪失の記憶を手にするんですもの。
あたしは彼らを絶対に忘れない。
彼らが残していった痛みは、彼らの存在の大きさ。
だからあたしは、この痛みを忘れたくないの。
でも、それを思いつめるあまりに、あたしは喪失の痛みを、癒すことに怯える。
治りかけた傷を、無理やりに再び開いて。
忘れてはいけない。
あたしの周囲にある喪失の記憶。
それで証明される、彼らの存在。
あたしが痛んでいる限り、彼らは、過去にはならない。
傷が治ったが最後、すべては過去になり、あたしは本当にすべてを失ってしまいそうで。
そんなことはない。
傷を癒して、喪失を昇華させる、本当はそれができるはず。
なのに、あたしは怯えたように、喪失の痛みを、繰り返し繰り返し、自分に言い聞かせる。
あたしは父の墓前に、未だに手を合わせることができない。
死んだときの、あの理不尽な力への怒りが、手を合わせることで霧散してしまいそうで。
あたしは祈らない。
あたしは認めない。
あたしは死の事実を受け入れない。
宣告された死を上告し続けるように。
そうして怒り続けて、いつまでも傷から血を流していようとする。
それは甘えで、それは怯えだ。
それは結局、喪失の痛みを忘れないことにはならない。
ただ、本当に痛みと向き合うことを、先延ばしにしているだけ。
わかっているのにね。
今日は、これから、お友達とお酒。
本当は、昼間、彼と逢うつもりだったんだけど、それはちょっとした勘違いで、おじゃんに。
それでふと、時間が空いてしまったので、とっても久しぶりに着物を着たわ。
人からの貰い物で、初めて袖を通したんだけど、着易くてイイ。
慣れだと思うんだけど、和服は着るまで今ひとつ、感じがつかめないのよねぇ。洋服なら、見ただけで、着ればどんな感じになるか、大体わかるでしょう? 着物はまだ、わからないのよ。柄がうるさいかと思っても奇麗にまとまったりするし、地味かと思っても帯を締めた途端に華やかになったりするし。
今日は派手目の小紋に柄物の羽織で賑やか過ぎるかと思ったけど、帯締めの色と着物の色を合わせたら、意外といけそうな感じになったので、このまま出かけてみるつもり。
なんて、だらだら書きすぎかしら。着物の話をする友達が少ないので、こんなところで、その鬱憤を晴らしてるのよ。ほほほ。
さて。
今日はさして面白くもない話を、ただ思考を辿って書こうかと思い立ったわ。昨日、少し、彼と喧嘩したせいかしら。まあ、喧嘩と言っても、とても可愛らしいものよ。
人との関係って、とっても不思議。
強く結びつくかと思えば、他愛ないことで切れて、その様を為す術もなく見守るしかないときもあり、だめになったと思っても時を置けば再び違う形で何かを成すこともあり。
人との関係を考えるとき、幾つかのエピソードが、強くあたしの思考を形作っていることを思うわ。それは、死を中心とした喪失の記憶。
父の死、叔母の脳死、ホスピス、夫との離婚、友人の自殺、病死、母の入院、彼の入院。あたし自身には決して降りかからず、あたしの周りに堆積する喪失の数々。
あたしが執着する存在は、みんな、あたしより先にいなくなってしまう。
・・・なんて、そんなのは嘘ね。
執着する存在の死だから、あたしの記憶に残っているだけの話。
あたしはまだ、悲しめずにいる。ただ腹立たしいだけで。そして、その死の記憶と激情が緩むことをあたしは、まだ自分に許せずにいるわ。
そう言えば。
友達の付き合いで見てもらった、「なんとかの母」とかいう占い師。
早朝から行列の端に並び、寒さに苛々しながら目前に立ったあたしの眼を見て、彼女は「強い目だ」と一人ごち。
そして、差し出した手を見て、あたしと彼の誕生日を聞いて、「縁がない」と言い切ったわ。
あたしはそれに何も応えなかったというのに、
「相手の男を信じているんだろう」
と言って笑って
「一緒になっても別れる縁だ。縁は人の力では変えられない。別れは心変わりだけとは限らない」
ですって。
そして、まるでこっそりと秘密を言うように、あたしの手を握ったまま、ぐいと顔を寄せて囁いたの。
「男のほうが死ぬとかね」
あたしは、一瞬呑んだ息をゆっくり吐いて
「それがどうしたの?」
って言い返すのがやっと。彼女は、視線を落として一言。
「本当にその男と結婚するのなら、あんたは、死ぬときは一人だ」
後は、握っていたあたしの手を離して、仕事は目指す夢を信じてだいじょうぶ、金には困らない、人間関係も安定する、ですって。
随分と上等な人生じゃないのさ。
この話を、口寄せの家系の友達に話したら、驚かれたわ。占い師って、普通は人の生死に関することはあまり話さないって。ほんとなのかしら。
ちなみに、その友達もあたしを占ってくれるって言ったんだけど、いざ見ようとしたらだめ。なんでも、あたしに憑いてる守護霊が、「てめぇのことはてめぇで決めろ」とのたまうらしくて、占おうとすると機嫌を損ねて危険なんですって。なんのために憑いてるんだか。勝手を言いやがる、と思うけれども、確かに、あんな占いを聞いておいて、結婚しようってんだから、占うだけ無駄ってことかしらね。さすが守護霊、わかってらっしゃる。
失うことが怖くて、その人と関わらないくらいなら、いっそ失った方がまだずっとましだわ。
だって、あたしは、喪失することで、喪失の記憶を手にするんですもの。
あたしは彼らを絶対に忘れない。
彼らが残していった痛みは、彼らの存在の大きさ。
だからあたしは、この痛みを忘れたくないの。
でも、それを思いつめるあまりに、あたしは喪失の痛みを、癒すことに怯える。
治りかけた傷を、無理やりに再び開いて。
忘れてはいけない。
あたしの周囲にある喪失の記憶。
それで証明される、彼らの存在。
あたしが痛んでいる限り、彼らは、過去にはならない。
傷が治ったが最後、すべては過去になり、あたしは本当にすべてを失ってしまいそうで。
そんなことはない。
傷を癒して、喪失を昇華させる、本当はそれができるはず。
なのに、あたしは怯えたように、喪失の痛みを、繰り返し繰り返し、自分に言い聞かせる。
あたしは父の墓前に、未だに手を合わせることができない。
死んだときの、あの理不尽な力への怒りが、手を合わせることで霧散してしまいそうで。
あたしは祈らない。
あたしは認めない。
あたしは死の事実を受け入れない。
宣告された死を上告し続けるように。
そうして怒り続けて、いつまでも傷から血を流していようとする。
それは甘えで、それは怯えだ。
それは結局、喪失の痛みを忘れないことにはならない。
ただ、本当に痛みと向き合うことを、先延ばしにしているだけ。
わかっているのにね。