秋のドラマとのタイアップもあってか、最近再び、女性誌に年下男モノが流行ってるみたいね。
今日の帰りの電車の中で、そういう雑誌の吊り広告があったみたいなの。
つり革につかまって、本を読んでいるあたしの目の前から、女の声が
「27歳過ぎたら年下の男が流行りなんだって」
って言うのが聞こえたわ。
年下男を彼に持つ身としては、ちょっと聞き捨てならないじゃないの。耳ダンボ状態になるあたし。
もう一人、別の女の声が応えて曰く
「ああ、あの吊り広告?あたし、今朝も見た、あんなやつ」
「年下ってどう思う?」
「年下かぁ。あたし、年下だめ。絶対だめー」
「だよねー。やっぱり年下は子どもだもんねぇ」
「だいたい、27歳過ぎたらって、27までには結婚したいよねー」
「だよねー。最低ラインだよねぇ」
「そうそう、25くらいまでにはしたいなー」
折りしも、夜20時の郊外へ向かう電車のなか。
仕事帰りの、20代後半以降の女性は絶対乗ってるような電車のなかよ。
しかも、あんたたちの目の前に立っているのは、年下彼持ち、バツイチ、三十路女のこのあたし。
その目の前で、そんな会話をしてくれるなんて、ネタにしてくれと言わんばかりじゃないの。
なんて、勇気のある、というか向こう見ずな。
これで、彼女達がどんな女か、気にならなかったとしたら嘘よね。
コギャル?
まだ就活前の女子大生?
いかにもな腰掛OL(死語)?
あたし、思わず、目の前の本をずらして、前の席の女を見たの。
目に入ったのは、なんと。

紺色の帽子。

赤いランドセル。

ちょっと!
あんたたち小学生じゃないの!

思わず車内で、「年下は子どもだったって、あんたたちがまず子どもじゃないのさ!」って詰め寄りそうになっちゃったわよ。

そりゃ、年下に興味がないはずよねぇ。小学校の低学年か幼稚園生だもの。それは恋愛じゃないわよ。子守よ。

っていうか、小学生が25歳で結婚したいなんていうのね。ヤラレたわ。
あたしが小学生の頃なんて、そんなこと欠片も思ってなかったわ。あ、でも、一人えっちはすで(以下削除)。

いやしかし、マセガキがいるもんだ。

余談だけど、先日、彼宅に訪問したときに、彼の小さい頃の写真を見せてもらったのね。
昭和6X年と、アルバムの文字。
「あら、懐かしい、あたしが高校生の頃だわ、あの頃は友達の家で酒飲んだりして、馬鹿なことばっかりやってたわねぇ」
なんて感慨に耽りながらめくったページに映っていたのは、ランドセルをしょった少年・・・。

お義父さん、お義母さん、ほんとうにごめんなさい。

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